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2016年07月29日13:06

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ベーシックインカムはハイパーインフレする。


なんとなく、ベーシックインカムはプラスのイメージを持たれてるようです。
反対している人も、せいぜい財源とか。
ところが、具体的に考えてみると、ハイパーインフレして荒廃する未来しか見えないのです。

まず、ベーシックインカムが施行されるとどうなるか、考えてみましょう。
この状態では、「みんなベーシックインカムでよくなると考えている」状態ですから、
その前提で進めます。

1)まず、企業の方は、「値上げします」。だってベーシックインカムなんですもの。
ほっといたって金が入ってくるわけだから、まずは高級品屋さんが値上げします。
高級品屋さんといっても、せいぜい「農協牛乳」に対する「おいしい牛乳」程度のものです。
この時点で「値上げしないだろ!」と思う人がいても、ぐるっと回って後述する理由で値上がりしますので、
少々お待ちください。

で、高級屋さんが値上げすると、二流品屋さんも値上げします。
「あのブランドがアレくらいならうちはコレくらい」。
いやまじで割と、そういう企業って多いんですよ。こうして上から下まで物品が値上がりするわけです。
すると、「ベーシックインカムだけじゃ日用品も買えねーじゃん」という状態に陥ります。
ベーシックインカムの本来の目的は「基礎的な収入を保証すること」(あれ?ダブってるけどいいか)ですから、政府は物価の上昇に合わせて上げざるを得ません。
すると、企業が値上げします。(以下略)

さて別の循環を見てみましょう。
ベーシックインカムが導入されても、多くの人は離職しないと言われています。
1)も、それに乗っかった考え方ですね。
でも、実際には、低所得者を中心に、多少なりとも離職者が出ます。
大規模な経済というものは、1%とか2%とかの変動で大激動ですから、
100人中3人くらい離職しただけで、未曾有の人手不足になります。
すると、労働市場が売り手市場となり、賃金が上がります。
賃金が上がりますと、製品の定価も上がります。
で、物価が上がりますと、ベーシックインカムを増やす必要が出てきます。

また別の視点で、今度は格差の問題を考えてみましょう。
ベーシックインカムが始まった時、金持ちは株を持っています。
って言うか、今も持っているので、そのまま持ち続けるでしょうね。
前述の通り、ベーシックインカムにより物価が上がりますので、株はさらに高い割合で上がります。
と、いうわけで、金持ちはさらに金持ちになり、ベーシックインカムに頼った平民とは乖離していくばかり。
労働単価が上がり製品価格も上がっていく世の中では(つまり現状がそうですが)、
「富は集中する」そうなので、そうなります。

結局ベーシックインカムって、本気で社会主義的な考えがないと成立しないないし、
「基本的な収入の保証」という本来の目的も達成できないし、
「格差の是正」にもならないんじゃないですかね?
資本主義的な思考をベースにする場合、絶対に富は集中します。
「なんでや!金持ちから税金取ればいいやろ!」というのは部分的に正しいんですが、
「税金がバカらしくて経営する気にもならない」レベルだと「税金が取れる金持ち」がいなくなって破綻しますし、
「なんとか金持ちがやっていけるレベル」(という水準も意味不明ですが)の場合は緩やかであったとしても富の集中は継続していくことになりますよね?
刃物の切っ先のような、薄い境界線にしか、金持ちから税金を取って成立する社会というものは存在せず、
多分それを安定的に制御するのは無理でしょう。

今回は1国内だけでみましたが、国際的な競争力(これだってつまり、他国から金をむしり取って自分だけは幸せになるという概念ですが)などを考えると、国民総貧民国でなければ成立しないんじゃないでしょうかね。

ベーシックインカムによるインフレを抑える方法は1つしか思いつきませんでした。
ベーシックインカムがすぐに破綻しそうなので、離職もできないし消費もできない状態です。
でもこれって今と同じなんじゃ・・・?


と、いうわけで、個人的には2016年度の後半のテーマとして、
「餓死者が出ない範囲で格差拡大の容認」
「ベーシックインカムがインフレにより破綻しないシナリオを募集」というあたりを掲げたいと思います。

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