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2016年05月27日17:29

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ATの方が操作が簡単で事故を起こしにくいという嘘。

表題のような意見を見かけたが、それは嘘だという話をする。

運転は、一定程度複雑な方が、事故が起こりにくいという分析がある。
普通に考えればそうはいかないように思うが、その理由は、スペアメモリという考え方にある。
運転で消費するリソースが少ない=運転が簡単な場合、運転とは無関係のことができるようになる。
一方で、運転とは無関係なことを行えば行うほど、運転が疎かになる、という
シンプルな理屈だ。

これは統計データにも現れる。
現在手に入るのはH12年の古いデータだが、当時は現在よりもMT車が多いだろうと予測され、
ドライバーの偏りなどはより少ないと考えられるだろう。

例えば、単純に事故を起こす確率、年間の全事故率を比較する場合、
AT車が2%程度に対し、MT車は1.3%程度、およそ1.5倍の開きが出る。

同じく死亡事故にだけ限定すると、MT 0.012 AT 0.011程度。
全事故は数十万件単位だが、死亡事故は5000件未満、
そこからMTの比率を考慮すると、統計学的な確からしさは低く、
顕著な差はないと見ていいだろう。

どのような状況(右左折・すれ違い・後退中など)で事故を起こしたかという
分析でも、ATの方がMTよりも平均的に高い事故率であることがわかる。
特に、上位5要素を見ると、
追突、出合頭、右折、左折、正面衝突のうち、正面衝突を除き倍ほどの差が開いている。
一方で、死亡事故を見ると、MTとATで傾向の差はあるものの、
総合的には大きな差はない。

よって、話題の日記にあるような、

(MT車は)AT車以上に一つのミスによる事故率は上がるので、下手くそな奴には乗らないで欲しい。

という考えかたは間違いで、
操作ミス以上に心理的な油断の方が要因が大きいだろうと分析される。


今回の日記は、私の意見は挟む余地が少なく、ほぼ下記より引用している。
http://www.itsforum.gr.jp/Public/J3Schedule/P20/5washino.pdf





マニュアル車で異例の購入率9割! アルトワークスの快挙でMT人気が復活?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=141&from=diary&id=4010861
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