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2016年03月28日21:29

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あの立ち合い変化の優勝だけに、何を言うのかに注目していた。

白鵬「引退も頭によぎった」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3918740
大相撲三月場所で4場所ぶりの優勝を果たした横綱白鵬が、優勝力士恒例の翌日会見に臨みましたね。千秋楽の結びでの横綱日馬富士相手の立ち合い変化という“物議を醸す”形での賜杯となったわけで、だからこそ、白鵬が今日の会見で何を言うのかに注目していました。
「(昨年の)秋場所で休場し、引退も頭によぎったが、(歴代3人目となる通算)1,000勝という目標で火が付いた。『これで終われるか』と復活を意識してしっかりやれた」と喜びを語った。それだけ8カ月ぶりに賜杯を抱きたい気持ちが強かったと思う」ですか。涙ながらの、かつ変化への謝罪もしつつも途切れ途切れだった優勝インタビューの異様さが印象的だったのですが、アナウンサーの最後の問いかけを無視したことで、果たしてコメントしないのではとも思っていましたけど、その涙の意味がわかったような気がしましたね。
平成19年の七月場所での横綱昇進以来、白鵬は昨年九月場所まで休場をしない横綱でした。それまで昇進以降32回の優勝を重ね、大横綱、そして大相撲における第一人者の地歩を固めたのも、また、賭博、八百長の両スキャンダルはじめ幾多の不祥事の折りに力士の先頭に立って信頼回復に務めたのも、「休場をしないこと」がその原動力だったのではと思います。それだけに、引退が頭を過ったとは、30歳を迎えた九月場所での休場はその“支え”を無くしたという意味で、結構大きな出来事だったのだなと感じますね。
休場明けの後の昨年の十一月、今年の一月場所と、白鵬は終盤に負けが込む展開が続きましたが、怪我の影響からか全盛期の土俵とは違うのは見ていてわかりましたし、どこか、失いかけた“白鵬の相撲”を再び見出だそうとする試行錯誤の時期が、その二場所だったのかもしれませんね。32回も横綱で優勝したのだから、こういうことを“楽しむ”のもアリだろうと見ていた、あの「猫だまし」にしても、そうした試行錯誤の一環だったのかなとも推察します。
そうした中、「通算1,000勝」という新たな目標に出会ったようで、今場所は初日に小結宝富士に不覚を取ったとは言え、二日目からは“白鵬の相撲”が甦ったような展開になり、好調な土俵を続ける稀勢の里、豪栄道の両大関を寄せ付けない白星も印象的なほど。賜杯を抱きたい気持ちも強くなり……。
で、あの“変化の優勝”にたどり着いた、と。呆気ない幕切れではあるのですが、二番前の二敗対決を制したのが豪栄道だったなら、白鵬は同じことをしていたのだろうかと、ふと疑問が沸きました。稀勢の里とは対戦成績は大きく勝ち越していても、連勝記録を止められたりなど何かと因縁のある相手。万が一決定戦になった場合、この相手に勝てるという確信が本当にあったのか……。
とにかく、念願の36回目の優勝は達成できた。しかし、変化してまでも欲しかった優勝と言われても、白鵬の心情をそこまで理解してやる気にはなれないだろう、と、私は考えましたね。
やはり、正々堂々と、あの千秋楽の結びの一番を戦って欲しかったと思います。
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