目暮「毛利くん、彼が第一発見者の大家さんだ。部屋まで案内をしてもらおう」
毛利「よろしくお願いします」
大家「どうぞ、こちらです」
毛利「第一発見者ということですが、その時の状況を教えていただけますか?」
大家「はい。今日、光彦さんの部屋に家賃を取りにうかがったんです。ノックしても返事がなくて、ドアに手をかけたら開いたので、声をかけようと中の様子をうかがったんです。そうしたら、光彦さんが・・・」
毛利「それから?」
大家「すぐに警察に電話しました。警察が来るまで部屋のものには一切さわっていません」
毛利「なるほど。ありがとうございます」
大家「こちらが、光彦さんの部屋です」
毛利「あ、失礼。部屋に入る前に聞きたいことが。 外にある、あれは、監視カメラですか?」
毛利が指差した方向を見ると、監視カメラがこちらを睨んでいた。
大家「ええ。住民の安全のために、3部屋すべての玄関ドアが映るようになっています」
大家「さぁ、こちらです」
コナン「(ここが事件のあった部屋か)」
光彦の死体は警察によって外に運び出されている。
毛利「では、部屋を調べさせてもらいますよ」
タンスの中には、オシャレな服がいくつも詰め込まれていた。
本棚は、ジャンプやマガジン、チャンピオンの漫画が並べられている。
毛利「あとは、このひょろ長い観葉植物と、テーブル、ベッドにテレビか」
毛利「窓の外は・・・・・アパートの駐車場か。 あそこにも監視カメラがあるんですね」
大家「ええ、部屋の中まではわかりませんが、窓の開閉くらいなら判別できます」
毛利「警部、監視カメラは調べましたか?」
目暮「もちろん。でも、光彦くんが部屋に戻って、翌朝に大家が訪ねるまで誰の出入りもなかったし、窓は閉まったままだったよ」
毛利「ふ〜む。 む?あれは、、、、、、そうか!」
コナン(おっちゃん、今頃気がついたのかよ。でも、あれだけじゃ不十分だ。何か他に物証はないのか、、、、)
コナン(あれ? 光彦が倒れていた場所に、何かあるぞ?)
ペロ
こ、これは・・・
毛利「警部どの。謎が解けましたぞ!」
目暮「おぉ、本当か毛利くん。ぜひ聞かせてくれ」
毛利「そこの壁紙を見てください」
目暮「壁紙? 壁紙の、ここだけが少し破れているな。これが何だというんだね」
毛利「事件の真相は、こうです」
毛利「光彦くんは、ズボンとパンツがずり下がっていた。おそらく、急にウンチがしたくなったのでしょう。だから慌てて両方とも下した。 しかし、そこで問題が起こった。足首までズボンとパンツを下したために歩行が困難になったのです。そしてバランスを崩して、転倒し、部屋の壁に頭を打ち付けて死んだのです。壁紙はその時に破れたのでしょう」
目暮「なんと!これは、そんな悲しい事故だったのか・・・」
コナン「(違う。 おっちゃんの推理は間違っている)」
コナン「(この、腕時計型麻酔銃を使うか)」
ピューーー、プシュ
毛利「う、うわー、あ、あ、あ、あ〜〜〜」
(クルクルクル〜、ストン)
目暮「毛利くん? こ、これは、眠りの小五郎!」
毛利「目暮警部、すみません。さっきの推理は冗談です」
目暮「な、なんだってー!」
毛利「では、事件の本当の真相をお話ししましょう」
「光彦変死事件」(後編)へ続く
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