■ちょっと待った!? そのバーゲンセール、本当におトクなの?
(THE PAGE - 01月12日 15:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=3799488
すべての戦いは速度に集約されるので、商売も同じように速度感覚が必要になります。
単純に、1000円で仕入れて1100円で売れたから儲かってるでしょ?
というのは間違いです。
例えば通常、商取引は掛売りで、都度現金で払うのではなく、
毎月のある日に締めて、翌月か翌々月のある日に支払います。
例えば、あなたが起業する業界は「末締め翌末払い」だとする場合、
自分も大筋でそれに合わせなければ新規参入は難しいものです。
そして、あなたの仕入れ用資金が300万円の場合、
「初月にいくら仕入れればいいか」というのは実は厳密に決まっていると言えます。
もちろん、決めた通りに売れるわけはないのですが、論理的な上限は決まっているということ。
まさか、300万円分仕入れておけば1年くらいで売れて600万円にはなるんじゃないの?
売れた分から次を仕入れればいいよね?
的な計算をして・・・はいませんよね?
ちなみに、若かりし頃の私は、無理を承知でそれに近いことをして、見事に爆死しました。
この辺りの事情は、国民生活金融公庫などでも「絶対に」言及してくれないので、
冷静に頭を使って考えてくださいね。
「在庫が無駄なので安売り」というのは、在庫を資産計上することに根拠を置く人が多いと思います。
在庫には税金がかかるので〜というやつですね。
しかし今、仕入額100万円分の在庫を持っているとします。
これを60万円相当で売ると40万円の損になりますが、
(ここでは経費を全く無視していることに注意が必要です。)
法人税はそんなには持って行かれませんので、
「在庫に税金がかかるので持っているよりは売った方がマシ」という論理は無理が生じます。
この場合経営者が見ているのは、例えば
1)100万円の在庫を150万円の定価で売り続けた場合
→おそらく2年間あればいくらなんでも完売するから、2年で50万円の利益
2)100万円の在庫を60万円で今月中に処分して、それを売れ筋商品の仕入れに回す
→売れ筋商品の仕入れと販売の繰り返しで、2年後の売り上げはいくらか
という1と2の比較、つまり繰り返しの速度の問題なのです。
世の中には薄利多売という言葉がありますが、個人的には薄利速売だと思っています。
仕入れに3日かかるのか、2週間かかるのか、2か月かかるのか、というのは
死活問題になってきますし、同時にそれに対応する金を積んでおかなければ、
お金の高速回転は難しいということになります。
さらに、2)が成立するには、確実に見込める商品が必要だということに注意が必要です。
不良在庫率を含めた、「仕入→販売」1回転の損益が1.0を切ってしまうと、
何回まわそうが無意味ですし、
他の不良在庫の損切りをしてつぎ込んだメインの商品を、
バーゲンセールにしてしまってはマズイということです。
実際は、様々な経費がかかってきますから、商売というのは猛烈な速度で回す必要があるわけですね。
この辺の感覚は、天賦の才を除けば、リアルに自分の金で出血しながら学ぶ必要があるような気はします。
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