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2015年11月01日11:44

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アメリカの正義とは何か。

井沢元彦氏がSEALDsに意見 「9条を守れ」の主張は人権侵害
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=3690169

イラクなどの軍事力が弱い国家群への攻撃に対し、反対する人が多くいる。
建物ごと吹き飛ぶような惨状に対しては、私も深く同情する部分がある。
ただ、忘れてはならないのは、民主主義を建前とする国家が介入しない限り、
その地域での別の勢力による虐殺が止まらないということだ。

ぶっちゃけ「イスラムの国」という表現でまとめたくないので、
「イラクなどの〜」と書いたけど、面倒臭いのでISISと書く(乱暴)。

アメリカ(有害) →攻撃→ ISIS(無害)+民衆

という構図ではない。

アメリカ(有害) →攻撃→ ISIS(有害) →攻撃→ 民衆

という構図で、「市民に攻撃が及ぶことが理由でアメリカの攻撃に反対!」というならば、
「じゃあ現地でISISの犠牲になっている市民は良いの?」というという疑問が浮かぶ。

どこまで先回りしても、この問答は決着がつかない。
「じゃあ正義の名の下に無辜の市民が殺戮されるのはいいのかよ!?
 必要な犠牲ってやつかね? 自分が死ぬ訳じゃないからネトウヨは冷淡だよねー」
「はぁ? 自分が死ぬ訳じゃないから冷淡なのはお前も一緒だろ。
 アメリカが介入しなくても現時点で人が大勢死んでるんだぞ。
 黙って見てるのかよ!」
「じゃあ聞くけど、日本が何の権利があってそういう空爆に参加する訳?
 自分の行動で人が死ぬって想像したことある?」
「お前が黙って見てる間にも人が死んでるんだよ!お前こそ想像力ねーだろ」

積極的な行動をしなくても批判はされない。
例えば、いじめの問題では、傍観者が処罰されることは少ない。
通報して攻撃の矛先が自分に向くことは避けたい。
このような心理はとても妥当だけど、それでいいのかどうかは難しいと思う。

個人的に思うのは、アメリカの正義とISISの正義を比較して、
最終的にどっちが犠牲が少ないかという問題だ。
例えば、ISISが今後万が一、アメリカのような大勢力になった時、
アメリカの支配よりも素敵な世界が待っているか、それを是とするかだ。
答えがNOであるならば、どこかでISISとの対決をしなければならないし、
いつかそうなるのであれば、早いに越したことはない。

世界的に、広い意味での民主主義と、限定的な自由主義が正義として認められている。
今の日本は民主主義じゃない!とか、自由主義は奴隷を増やすだけだとか、
まあそういう意見もあるが、全体的には肯定的と言っていい。
アメリカに一縷の正義があるとすれば、建前としてはこの手の正義を推進していることだ。
ISISには自由主義も民主主義もない。
アメリカ(日本)では反政府・反秩序デモができるが、ISISではできない。
僅差ではあるが、そこにアメリカ側に参加するわずかな理由がある。

似たようなことは、中国との比較でも言える。
彼らの拡大主義は、とどまるところを知らない。
すでに、彼らの所領ではない第二列島線を自国の防衛線と定めているのだ。

選択肢が恣意的で理不尽だとか、単純化されすぎだという人も、
過去に多く私の日記を訪れてくれたが、
彼らの主張は実現性がないか、部分的には成立しても総合的には成立しえないものが多い。
そもそも、選択肢とはあまりに複雑で膨大では意味がない。
「僕が考えた最高の世界平和」が突然実現する可能性は薄い。
世界の選択肢は恣意的で理不尽なものだとは思うが、少しでもましな方を選ぶしかないのではないだろうか。



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