mixiユーザー(id:21183267)

2015年07月15日00:24

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納得するような周囲のトリック

ウィンブルドンの終わりました。

そこで・・・・!

大阪都構想についての事ですが、「二重行政廃止で大阪が豊かになる。」とのことでした。
二重行政廃止とは、「府」と「市」が似たような事業をやっているのを廃止するという意味だと思うのですが、「二重行政廃止」から、「大阪が豊かになる」までの繋ぎのロジックが分かりません。

「豊かになる」の定義は、もちろん大阪市民の「所得が増える=市内総生産が増える」になります。
大阪市民の所得が増えるには、「誰かが消費またあは投資としておカネを使う」必要があります。
二重行政を廃止すると、府なり市なりが「おカネを使うのをやめる」という話になるので、100%の確立で大阪の市内総生産は減ります。
すなわち、大阪市民全体の所得が減るのです。

というわけで、上記のプロセスを説明して「二重行政廃止で、なぜ大阪が豊かになるの?」と聞くと、答えられません。
要は、「そんなこと、考えたこともなかった」という話なのだと思います。

あるいは、農協改革に反対に反対すると。
「農協のせいで日本農業はダメになった。農家は肥料を高く買わされ苦しんでいる。
農協を株式会社化してグローバルな展開を可能とし、日本農業を復活させようとしているのに反対するな!」
と、怒られてしまいます。
この手の「ありがちなレトリック」を使う人は、
<例えば>
・農家は別に、農協から肥料を買う義務はない。
・他の業者が安いならば、そこから買えばいいだけの話」
「世界で穀物メジャーであるカーギルやADMとグローバルに(ガチで)競合している日本唯一の事業体が、全農という農業協同組合」「全農は利益を追求する組織ではないため、安く日本に配合飼料を輸入し、農協や消費者に『得』をさせている」「欧州やカナダ、メキシコの農協が株式会社化されると、瞬く間にカーギルなど穀物メジャーに買収された」という事実を知っているのでしょうか。

知った上で、上記の「ありがちなレトリック」を使っているのならば構わないのですが、そんな人は一人もいないでしょう。

大阪都構想の問題にせよ、農協改革にせよ、「知らない人」がマスコミ経由で流れて来た「ありがちなレトリック」を信じ込み、深く考えもせずにまき散らし、賛同者が増えていくわけです。

二重行政廃止で大阪市民の所得が増える。
農家は農協から肥料購入を強制されている。
農協はグローバルなビジネスを展開していない。
農協の株式会社化は常に正しい。

全部、ウソなのですが、何となく納得するレトリックばかりでしょう? 

この手の「ありがちなレトリック」が社会に蔓延した結果、我が国の衰退が始まったのです。
他にも色々ありますので、周囲の方(あるいはマスコミ)が語っている「ありがちなレトリック」について考えるひつようがある。
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