mixiユーザー(id:16973444)

2015年06月24日00:37

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「死刑執行」

ここは牢獄。

死刑囚専門の牢獄だ。


ギィィ

鈍い金属音をたてて扉が開く音がした。


処刑人「出ろ!お前の番だ」

「嫌だ。俺は死にたくない。助けてくれ」

処刑人「死ぬことがお前の刑罰。潔く受けるがいい」

「やめろー、やめてくれぇぇぇ」


ギィィ、バタン


屈強な処刑人にかなうはずもなく、罪人は連れて行かれた。



「アイツも連れて行かれたか。いいやつだったのにな」

俺は1人、牢獄でつぶやいた。

「隣がいなくなると、さみしくなるな」

今連れて行かれたのは部屋の隣人。

そう、俺も死刑囚の1人だ。


死刑囚に刑の執行日は知らされない。

皆、死の恐怖に脅えながら、その日その日を過ごしている。




処刑人「消灯の時間だ。早く寝ろ」





消灯後に刑が執行されることはない。

今日も一日が終わった。

・
・
・
・
・






処刑人「起きろ!今日は、お前が死ぬ番だ」


朝、目を覚ますと、処刑人が待ち構えていた。



「・・・来たか。よし、行こう」


処刑人「ほう、自分から進み出るとは珍しいやつだな。怖くはないのか?」

「俺が犯罪を犯したのは、死刑になりたかったからだ。怖いものか」

処刑人「なるほど。こっちだ、ついてこい」


俺は処刑人に連れられ、処刑場へと向かった。


処刑人「この部屋だ。入れ」


ガチャ


ドアを開けたその先には、先端が輪になった、一本のロープがぶら下がっていた。


「こ、これは」

処刑人「見ての通りの絞首台だ」


「・・・・」


処刑人「お前の首を、あの輪に通す。俺がボタンを押すと、床が抜けてお前は首吊りさ。ケケケ」

「や、やめろ。やめてくれ!」

処刑人「どうした? 絞首台を見て怖くなったか。グヘグヘ」

処刑人「さぁ、首を入れろ」


グィ


「ぐ、ぐわぁぁ」


ギュ


首にロープが通され、抜けないように絞められる。


処刑人「あとは、ボタンを押すだけだ」


「や、やめろーーー!やめてくれぇぇぇぇぇぇーーーー!ボタンを押さないでくれぇぇぇーー!











俺は、高所恐怖症なんだぁぁぁぁぁ」
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