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2015年05月23日00:27

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南シナ海

米政府は、南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島で人工島を建設している中国に対する牽制を強めている。

20日には米CNNテレビの取材班をP8対潜哨戒機に同乗させ、ファイアリークロス礁周辺などを飛行した。

そこへ中国軍機が飛来し、8回にわたり英語で「こちらは中国海軍だ。軍事区域に近づいている。直ちに退去せよ」と警告を発した。

これに対し、P8の操縦士らは「国際法で認められている公海上空を飛行している」と応酬。

国防、国務両省は21日、人工島周辺での米軍偵察機などによる警戒監視活動を継続し、国際法で「領海」と定められている12カイリ(約22キロ)以内に、米軍の偵察機と艦船を進入させる可能性を排除していないとの見解を示した。

中国が南シナ海で傍若無人な振る舞いを重ねているとし、東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟国から怒りの声が絶えない。
4月には、中国当局の警備船がフィリピン漁船から獲物の魚を強奪したと比政府から非難を向けられる始末。
国際的な批判も意に介さず、スプラトリー(中国名・南沙)諸島周辺の岩礁埋め立ては急ピッチで進行中で、国境を接する周辺国との緊張関係は緩和されていない。

ハリス米太平洋艦隊司令官がこう比喩した中国の南シナ海での岩礁の埋め立ては、広範囲に及んでいる。

共同通信によると、米国防総省当局者が明らかにした推計では、中国による南シナ海での埋め立ては計約8平方キロになる。
東京ドーム約170個分の広さに相当する。

サンゴ礁が大規模に壊され、海洋環境への悪影響が心配だが、中国はまったく動じていない。
そもそも自国の主権内での建設なので、他国からとやかく言われる筋合いはないとの立場を徹底しているからだ。
共同通信によると、中国の王毅外相は3月8日に北京で開かれた記者会見で、「わが家の庭で工事をしているときに他人からあれこれと指示は受けない」と言い放ったほどだ。

埋め立ては、滑走路の建設が可能な規模に達し、中国当局が軍用施設を作るのは時間の問題とみられている。
南シナ海は世界でも最も航行の多い海域で、海洋権を確立することは経済的な支配力の強化につながる。
南シナ海で全面的な航行制限が行われれば、中東からの日本への原油を運ぶ大型タンカーの航行にも深刻な支障が生じる恐れがある。
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