回転ずし店などでおなじみの代替魚アカマンボウ、と思ったらスゴイやつでした。
温血魚ということは運動性能で圧倒的有意に立てる可能性があります。シャチだのマッコウクジラだのが海の王者であることを疑う人はいないでしょうが、あれらの能力の高さも温血動物(哺乳類)だからこそですもんね。とりわけマッコウクジラはすごくて温血で鯨油をあっためたり(海水温で)冷やしたりして深海を往復します。そうです熱気球の原理を体内に備えているわけです。ダイオウイカじゃあ対抗しようがありません。
シャチやマッコウクジラは陸上に出て哺乳類へ進化してからまた海に戻りました。壮大な迂回をしたわけですよね。まるで丁稚奉公です。
ざっと調べました。植物の陸上進出は4億年前。両生類が陸に上がったのは3億6000万年前。そこからずっと陸上を活動の場所として、ついにクジラの祖先のパキケトゥス類が現れたのは5000万年前だそうです。
3億年。丁稚奉公に3億年かけて海に戻ったんですね。
クジラが海に戻ってからのほうがずっと短いんですね。
温血動物であることって、すばらしいことですよ。
丁稚奉公3億年の苦労も意味があったことですよ。
あれっ!?
◆
アカマンボウ、“温血”だった 魚で初めての発見
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=32&from=diary&id=3418115
深海魚のアカマンボウが周囲の水温よりも血液の温度を高く保つことができる“温血魚”であることが分かったと、米海洋大気局(NOAA)のチームが米科学誌「Science」で発表した。アカマンボウは温かい血液を持つことで、深海でも機敏に動いて他の生物を捕食しているようだ。
【拡大画像や他の画像】
アカマンボウはマンボウに似た円形の魚で、英語では別名「ムーンフィッシュ」(Moon Fish)とも呼ぶが、マンボウとは分類上は全く別の種類だ。マグロに似た味でおいしいという。
研究チームがアカマンボウにセンサーをつけて調査したところ、深海でアカマンボウは周囲の水温より摂氏5度程度高い温度を保っていたという。アカマンボウは「対向流」式の熱交換器として働く特殊な構造がえらの血管にあり、胸びれの動きで温められた血液が、海水から酸素を吸収して冷えた血液を温めるようになっているが分かった。車のラジエターに似た仕組みだという。
同様の仕組みはマグロやサメも体の一部に持っているが、体全体が温血の魚が見つかったのは初めて。従来、アカマンボウはほかの深海魚と同様にゆっくりと動いていると考えられてきたが、温血に保つことで深海でも素早く動いてイカなどを積極的に食べることができ、生存に有利になっていると研究チームは考えている。
◆
(超耳)
海の中でも温血化できるの?
マッコウクジラの苦労は何だったの!?
でも現状、アカマンボウはよく調べないと気づかないくらいで、いわば温血の世界への入門を果たした程度。マッコウクジラは血が馴染んでいるので(?)すごく強い。ウリィ。
進化の途中で眺めることしかできない私たちですけれど。
あとちょっと、ほんの3億年ていどが経過したときには、もしかしたらアカマンボウ直系の子孫が新たな時代の寵児となって海に君臨しているかもしれませんね。
時間の流れは、もし外側からみたらレンコンみたいに細長いものかもしれません。あ、よく糸とか言われますか。で、私たちはその一瞬の止まった時の世界しか覗けないのですよね。今、という。生身の人間ではがんばってもせいぜい百年ですから、進化の歴史の中では止まった時の世界と言ってもいいと思います。
もうちょっと先も知ることができたらなあ、と思います。過去も、化石からじゃ色も声も推測するしかないなんて寂しいから、やっぱりもっと知りたいですよね。
アカマンボウはどう進化していくのかなあ。
ログインしてコメントを確認・投稿する