いい人は自己犠牲の気持ちが強いのかな、と愚考いたします。
そのせいで負担が増えてしまう。一度引き受けてやり通してしまうと次も頼まれる。こういう悪循環があるような気がします。
どうか、いい人はしたたかに生きてほしいと願います。
弱くてもいいので逃げてほしいなあと思うのです。
「あの人は自分の仕事が早く終わっていてもほかの人の手伝いを渋るんだよ」。
そう言われるかも。でも、他人の陰口を笑うくらいに強い心もあったらいいなと感じます。言い方を変えると図太い人。
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■熱血先生26歳の死、労災認定 授業や部活に追われ…
(朝日新聞デジタル - 03月04日 11:36)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3302034
2011年に26歳で亡くなった堺市の市立中学校の教諭について、地方公務員災害補償基金が公務災害(労災)による死亡と認定したことがわかった。「熱血先生」と慕われ、市教育委員会の教員募集ポスターのモデルにもなった。強い使命感の一方、授業や部活指導などに追われ、体がむしばまれたとみられる。多くの新人教諭らが教壇に立つ春。市教委は再発防止に力を入れる。
亡くなったのは理科教諭だった前田大仁(ひろひと)さん。教諭2年目の11年6月、出勤前に倒れた。死因は心臓の急激な機能低下だった。
10年春に赴任し、1年目は1年生、2年目は2年生を担任し、女子バレー部の顧問も務めていた。
同基金は昨年11月に仕事が原因の過労死と認定した。資料によると、同僚教員の証言などを元に推計した前田さんの死亡直前3カ月の校内での残業時間は月61〜71時間だった。国の過労死認定基準(2カ月以上にわたり月平均80時間以上)を下回る数値だったが、残された授業や部活の資料などから、「(一人暮らしの)自宅でも相当量の残業をこなしていた」と判断した。
生前、仕事の多さなどを聞いていた遺族が公務災害を同基金に申請。教育方法などを相談されていた姉(35)は「弟は熱血教師だった。使命感と責任感が強かったため、担任と顧問の両方を任されたのかも知れないが、わずか2年目の未熟な教師でもあったと思う。学校全体でサポートしてもらえていたら、死を避けられたかもしれない」と話す。遺族の代理人で、過労死に詳しい松丸正弁護士は「公立学校の教諭で、残業時間の全容が判明しない中での過労死の認定は異例だ」としている。
堺市教育委員会は「改めて、心よりお悔やみを申し上げます。(認定を)真摯(しんし)に受け止め、再発防止に向け、一層、労働安全衛生対策の推進に努めて参ります」とコメントした。
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(超耳)
こういう熱心な教員にこそ長く勤めてほしかったと強く思います。
命を長く全うしてもらいたかったと思います。
「あの人はいい人だから頼むと二つ返事で引き受けてくれる。文句も言わない」
は一見すごい美徳を備えている状態に見えます。
でもほんとうは非常にまずい状態なんでしょうね。次にはもっと頼まれてしまうから。最後には心も体も壊れてしまうから。
とはいえ頼み事を聞いてくれるところは誰だって美点として持ち続けたい。
だから頼まれたあとの「いい人」を意図的にやめるということが現実的かも?
ちょっと面倒な人になりましょう。
見返り要求、文句たらたら、上司(や頭越しに組織のトップ)に相談しちゃう、そういう性質を匂わせでもいいから持ちましょう。
世の中には恐ろしい言葉があるんです。
「急ぎの用事は忙しい人のところへ持っていけ」。
ビジネス書のあちこちに書かれていますよ。忙しい人は仕事が早いということだから頼むといいんですって。仕事が遅い人はいつまでもやってくれないんですって。
頼む方としてはそれでいいかもしれないけれど。
ときに人を死なせてしまう処世術ですよ。
仕事が早い人は、人一倍休ませたらいいと思います。
私も自営業を始める前は勤めていました。仕事は早かったのです。でも休ませてはもらえなかったなあ。
対抗手段もあれこれ考えたものです。
でもそういうことをしないのがよかったな。誰もが笑い合って働ける職場がよかったな。
亡くなった前田先生の職場が、正直者が馬鹿を見る職場じゃなかったらよかったのに。
すべての人に、正直者ほど熱心な人ほど報われる場所が提供されたらいいのに。
組織としても、有能にしたたかさを持ち合わせる人間がとっとと逃げ出すという巨大なマイナスがありますよね。正直者が馬鹿を見るのなら、正直者でいたい有能な人間は去ってしまいます。
正直者で、したたかさよりも責任感が強い人がわずかに残る。
そしてますますその人が犠牲になる。
ぜひ正直者をいたわり大事にする職場にしましょうよ。せめて教育の現場くらいは。
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