2015年1月には、それまで外為市場で
無制限のユーロ買いを行ってきたスイス国立銀行(中央銀行)が
「フラン高を抑えるための為替上限を撤廃する」と発表したことで、
一夜にしてスイス・フランが暴騰した。
2014年のロシア・ルーブルの暴落も記憶に新しい。
外国為替は「市場」をあざ笑うかのように私たちを翻弄する。
「市場」を翻弄するのは外国為替に限らない。
原油の先物価格は数カ月の間に半減し、
それによって他のエネルギー資源の価格も暴落している。
原油価格の暴落はけっして原油の需要が半減したからでも、
供給が倍増したからでもない。
「価格は需給バランスで決まる」という経済学の大前提は崩れ去っている。
「市場」を翻弄するモノの正体、それが「グローバルマネー」だ。
世界中を駆け巡るグローバルマネーによって、短期的な「市場」の動きを
予測することはもはや誰にも不可能だが、アナリスト、エコノミストと
名乗る人たちは訳知り顔で市場予測を語る。
FX、先物取引といった高リスクの金融商品が身近な存在となっているいま、
私たちはグローバルマネー経済とどう向き合って行けばいいのか。
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