mixiユーザー(id:2940502)

2015年02月09日15:57

571 view

DVD終焉の序曲:第68回『デンジャー・ポイント』

オランダ、アムステルダム。
ワシントンから派遣された麻薬捜査官シャーマンが空港に降り立った。アメリカで発生した麻薬密売人殺害事件の調査のためである。密売人は、どうやら内輪もめで殺されたらしいのだが、その組織のトップがオランダにいるというのだ。さっそく、現地の同僚デュクロが彼を出迎えるが、空港ロビーで何者かに射殺されてしまう。ホシを追うシャーマンだったが、惜しくも逃してしまった。そこでシャーマンは、オランダ警察に応援を要請。だが、到着早々事件を起こしてしまった彼に対し、本部長デグラーフは、露骨に嫌な顔を見せる。その部下、バン・ゲルダー警部は反対に友好的で、協力を約束するのだった。

シャーマンはまず、市内のホテルに部屋をとった。デュクロが殺されたということは、自分がオランダ入りしていることは既に敵に知られているはずだ。緊張感を持ってホテルの周りを散歩してみると、案の定、怪しい尾行が着いてきた。シャーマンは尾行をまき、反対に尾行者をつけてみると、運河沿いの倉庫に行き着いた。倉庫の表札には<モルゲンステイン>とある。シャーマンは、秘密裏にオランダ入りしていた同僚捜査官マギーと合流し、デュクロがどこまで組織の内情を掴んでいたのかを調べるよう依頼した。そしてホテルにもどるのだが、部屋にはさっきの尾行者が忍び込んでいた。こいつこそ、デュクロを殺した<始末屋>だった。シャーマンは<始末屋>を倒し、その懐をあらためる。すると始末屋の手帳に、「マリアンヌ 19日8時」という走り書きと座標が記されていた。

続けて、シャーマンはマギーとともに<モルゲンステイン>の倉庫に侵入。そこには、聖書や置き時計、ホイラー島名物の民族人形が並んでいた。モルゲンステインは土産物屋らしいが、聖書は土産にしては違和感がある。シャーマンはマギーから、デュクロがアストリッド・ルメイという女と交際していたことを聞き、アストリッドをマークするよう指示。それから波止場に赴き、停泊中の船をシラミつぶしに当たる。「マリアンヌ」が船名ではないかと考えたのだ。確かに「マリアンヌ号」という貨物船が存在していた。そしてホイラー島が主な停泊地であることも判明する。

翌日、シャーマンはバン・ゲルダー警部に調査結果を報告する。ゲルダーはシャーマンの行動力に感銘を受け、自宅に誘った。警部の家にはトルーディという娘がいたが、24にもなって、受け答えは4歳児のそれだった。ゲルダーが言うには、トルーディは10代のころヘロインに溺れ、脳をやられてしまったのだという。改めて麻薬の恐ろしさを知るシャーマンだった。いっぽうマギーは、アストリッドを尾行し怪しげな教会にたどり着いた。そこでは、どう見てもシスターとは思えない娼婦たちが修道服を着て、ミーグレン牧師から説法と聖書を受け取っていた。マギーは、<モルゲンステイン>の倉庫に聖書が山積みになっていた事を思い出す。もしや聖書に麻薬を隠し、ここで常用者に供給しているのか?シャーマンは、アストリッドが組織の内情を知っているのではと疑い彼女に接近。だが、口の堅い彼女は、何も語ろうとはしなかった。しかし直後、アストリッドの弟ジョージが深刻なヤク中であることが明らかになると、アストリッドはシャーマンに情報を提供しようと決意する。ところが、呼び出されてアストリッドのアパートに入ったシャーマンは、民族衣装を着せられチェーンで首を吊られたアストリッドの死体と対面することになる。

ここまで来て、シャーマンは敵組織の概要をある程度思い描くことができた。組織は「マリアンヌ」を座標の位置まで航海させ麻薬をピックアップ。それをホイラー島まで運んで民族衣装人形や聖書に隠し、さらにアムステルダムの<モルゲンステイン>の倉庫にストックして、教会などでバラまいているに違いない。そこでシャーマンとマギーはホイラー島に上陸し、島を仕切る古代の城があることを知る。そこはミーグレン牧師たちのアジトであった。マギーが城に潜入する間、シャーマンはマリアンヌ号に忍び込む。丁度19日の朝8時を迎えたとき、シャーマンの目の前で、マリアンヌ号乗組員はヘリから輸送された大量のヘロインを受け取った。マリアンヌはそのままホイラー島に戻り、乗組員たちは城に消えていく。シャーマンは彼らを城まで追跡し一網打尽にしようとするが、城内でマギーの首吊り死体を見つけてしまった。ミーグレンに正体を暴かれたマギーは、無惨にも殺害されてしまったのである。衝撃を受けたシャーマンは、隙をつかれてミーグレンに囚われてしまう。拷問され、殺されかかるシャーマン。だが、辛くも脱出に成功。逃亡したミーグレンをモーターボートで追跡し、アムステルダム市内まで続く激しいチェイスの末、抹殺するのだった。

だが、まだシャーマンの任務は終わらない。麻薬倉庫を提供した<モルゲンステイン>の検挙が残っている。そこでバン・ゲルダー警部を伴い、モルゲンステインの倉庫に踏み込むシャーマンだったが、彼の目の前に、想像もしなかった<組織のボス>が出現する・・・



*********************


「デンジャー・ポイント」。アリステア・マクリーンの「麻薬運河」を映画化した作品で、マクリーン自身が脚本を担当しています。

以前から<面白い><ボートチェイスが凄い>と評判を聞いていたので、ソフト化を熱望していた映画です。知らぬ間にDVDになっていて、先日たまたまアマゾンをチェックしていて偶然発見したという次第。1000円以下の廉価だったので迷わず購入いたしました。

画質はかなり劣悪ですが、ストーリーは確かに面白いですねー。伏線もきちんと回収しているし、複雑なのに説明過多になってないし。そしてラストの大ドンデンにビックリでした。もちろん件のボートチェイスも見応えあり。BGMを一切排したチェイス、1972年当時としてはそうとう凄いと思います。同年、確か007も「死ぬのは奴らだ」でボートチェイス見せてますけど、アムス市内の狭い水路であのスピードですから、相当な迫力です。オススメでございます!


フォト



(通算953タイトル)
2 9

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年02月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728