ムーディーズが日本国債を格下げしました。
『ムーディーズが日本国債格下げ、財政赤字削減などの不確実性を懸念ムーディーズ・インベスターズ・サービスは12月1日、日本の政府債務格付をAa3からA1に1ノッチ格下げした。
格付の見通しは安定的。
格下げの理由は、財政赤字の中期的な削減目標の達成可能性などについて、不確実性が高まったためとしている。
格下げを受けて12月1日夜の市場では株安・円高が進んだ。
<格下げの理由は、>
1)財政赤字削減目標の達成可能性に関する不確実性の高まり。
2)デフレ圧力の下での成長促進策のタイミングと有効性に関する不確実性。
3)それに伴う中期的な日本国債の利回り上昇リスクの高まりと債務負担能力の低下としている。
ムーディーズは、日銀の金融緩和により日本国内の総需要はいく分高まったが、4月の消費増税はそれを上回る下方圧力を与えるものとなったと指摘。
少なくとも短期的には、財政赤字削減のための主要な政策が安倍首相の経済戦略である経済再生を揺るがしているとした。(後略)』
格下げ自体は、どうでもいい話です。
日本のデフレが継続し、民間の資金需要が高まらない以上、金利は上がりようがありません。
「世界最低の金利」である日本国債の格下げをしたところで、格付け会社が自らの信用を失墜させるだけなので、それは構わないのですが、問題はロイターの記事が「何を言っているのか、分からない」点になります。
とういわけで、ムーディーズのページを見てみました。
https://www.moodys.com/researchdocumentcontentpage.aspx?docid=PBC_177743
ムーディーズのページを見ても、分けが分からないのですが、要するに格下げの「第一の理由」は、「14年消費税増税が安倍政権の成長路線にストップをかけ、今年の消費税増税延期はデフレ脱却という点で利点があり、政府のプライマリーバランス黒字化という目標は名目GDPの成長と税収改善なしでは不可能。
この戦略(増税延期?)は2020年までにプライマリーバランスを黒字化させるという長期目標の達成は厳しくなる」とのことです。
う〜む・・・。原文見ても、分けが分かりません。
増税延期について、「デフレ脱却」という点で利点があり、さらに名目GDPの成長(=デフレ脱却)と税収改善が
プライマリーバランス黒字化のために必要と、正しいこと(別に、プライマリーバランスを黒字化させるべきとは
言っていません。理屈として正しいという意味です)を書いておきながら、「だから、プライマリーバランス黒字化が困難」と、意味不明な結論になっています。
それゆえに、格下げ!
もしかして、ムーディーズの中の人って、おバカさんなのでしょうか。
もしくは、分かっていて「嘘」を書き、市場を煽り立てている詐欺師ということになります。
まあ、格付け会社とは格付けへの苦情に対し、「言論の自由」で逃げるような人たちなので、相手にするだけ時間の無駄だとは思いますが。
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