オリオン座の赤色超巨星ベテルギウス(地球からの距離、僅か640光年)が、まもなく超新星爆発を起こす。その際発生する強烈な放射線(ガンマ線バースト)が地球に深刻な影響を及ぼすことが危惧されている。
以下は、NHK BS3 平成23年06月28日放送 コズミックフロント〜発見!驚異の大宇宙〜「爆発直前

赤い巨星 ベテルギウス」より抜粋。


南米・アルゼンチン、化石発掘現場。
「4億4千万年より前の地層からは、海面近くも深海も三葉虫の化石が見つかるが、4億4千万年より後の地層からは何故か海面近くの三葉虫の化石は見つからない。」という謎がある。
オゾン層が破壊されると、太陽の強烈な紫外線が長い間降り注ぎ、地表や海面近くの生物のDNAやタンパク質が傷つき、遂には種の絶滅に至る。
当時、超新星爆発によって発生したガンマ線バーストにより、最大35%のオゾン層の減少がみられ、回復するのに10年近くの年月を要したことが米国ウォッシュバーン大学のブライアン・トーマス博士の理論計算によって明らかになった。(中略)



間もなく起きるといわれるベテルギウスの大爆発、地球の生態系に深刻な影響は出ないのか
これまでの研究から、強烈な放射線が発生するのは、ベテルギウスの自転軸から2°以下。
ハッブル宇宙望遠鏡を使った観測から、ベテルギウスの自転軸は、地球と20°ずれているので、強烈な放射線からの影響はあまり心配なさそう(

)との事である。

ベテルギウスが爆発したとき、地球からはどの様に見えるのか
爆発直後、温度の急上昇により、色は、赤から青に変化し、誰もがその異変に気づく明るさになる。爆発から3時間後、満月の100倍の明るさで輝く。
この明るさは、凡そ3ヶ月間も続く。4ヶ月経つと温度が下がるため、青からオレンジに変わり、更には赤く暗くなる。4年後には、肉眼で見ることが出来なくなる。



ベテルギウスは、何時爆発するのか
超新星爆発の直前に、星の中心から大量のニュートリノが放出する事が知られている。
早ければ、ニュートリノ検出から数時間後に「光」での爆発が観測される。
岐阜県飛騨市神岡鉱山内にある地下1000メートルの実験施設スーパーカミオカンデ(世界最大の水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置)では、いち早くベテルギウス爆発に伴うニュートリノを検出、分析し、世界各国の天文台に通報する態勢が出来ている。


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