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宅建コミュの国会議員の発言をAI分析「KOKKAI DOC」が話題 夏に参議院選挙を控える中、あるウェブサイトが注目されている。国会議員の発言や政治的立場、各政党のスタンスなどをAIが要約、分析してわかりやすく可視化した「KOKKAI DOC(国会ドック)」だ。国会議事録をもとにしたもので政治家、政党が時代とともにどう変化していったかもグラフで確認することができる。 開発したのはトロント大学工学部の加藤賢さん。「このプロジェクトの目的は、もっと日本の政治をわかりやすくするため」と語り、2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏も「議員個人が過去に何を発言したかを見やすくするのはすごく重要」と高く評価する。近年にはアンケートに答えることで有権者と考えが近い政党や政治家をマッチングする「Vote Match」なども生まれる中、このKOKKAI DOCにはどんな魅力があるのか。「ABEMA Prime」ではその特徴や将来性についても語った。 ■政治家の過去の発言や変化が丸見えに?  学生である加藤さんが仕事ではなく持ち出しで作り、公開したKOKKAI DOC。発想や着眼点がにわかに注目されるようになった。開発のきっかけについて加藤さんは「もともとコロナの時に日本政府の政策が見えにくい、意思決定プロセスがわかりにくいことがあった。 日本の政治を可視化することで政治がもっとわかりやすくなるように開発した」。特徴としては大きく2つある。「1つは発言の要約。政治家の発言がもっと凝縮されてアウトプットされている。もう1つはエンベディングという文章の特徴を捉えたベクトルを生成すること」。後者のエンベディングでは生成AIを用いて発言がポジティブかネガティブかなどを分析した上でグラフ化もする。   例として自民党・公明党は「基本的に防衛費の増額には前向き」だが、2009年から2012年の野党に回った期間は、むしろ後ろ向きに振れている。また原発再稼働に対してはかつて大きな差は見られなかったが、東日本大震災が起きた2011年を契機に再稼働、さらには原発そのものに後ろ向き、自民党・公明党は前向きである姿勢が可視化されている。 サービスに興味を持ったひろゆき氏からは、今後の改善に期待した質問が飛んだ。「政治家が『前向きに検討します』と言ったが、実際に何もしないことがある。 ただ議事録では『前向きに検討』と残っているからプラスの評価になるのでは。言葉の深い読みや実際の意味との紐づけはどうするのか」。これに加藤さんは「今のところ議事録のみを見ているので、しっかり実行されているかの検証まではできていない。ただ、すごく政治的関心が低い日本の有権者に向けて触って楽しいツールを作ることで、有権者が自分で調べ、議事録で表示されているけれど実際にはそんなことをしていないなど、関心も持ってもらう流れになればいい」と述べた。 ■選挙時と当選後の変化も丸わかり  政党が掲げる公約を分析する試みは、これまでにもあった。KOKKAI DOCは、政治家1人ひとりの思想が可視化されているところもポイントだと加藤さんは語る。「たとえば自民党のこの人には票を入れたいけど、この人には入れたくないということもあると思う。もう少し粒度の高い政治的判断を、このサービスを通してできるようになってほしい」。  Vote Matchとの違いについては、政治家が有権者向けに票を得るために発した言葉か、実際に国会で発した言葉かを注視している。 「Vote Matchは(政治家の)アンケート結果によるものが大きい。それぞれ立候補者が世論にどういうイメージを持ってもらいたいかというモチベーションで、アンケートにも返しているので、選挙で受けるようなことを言っている」。ただし晴れて議員となり、国会で発言するとなるとまるで変わるケースもある。「いざ国会が開会していろいろな議論をしていくと、全然違うことを言っていることがあるかもしれない。なので僕の取り組みは、やはり実際に国会で何を言っているのか、国会で何をしているのかという問いに答えるもの」と説明した。   ひろゆき氏は、新たなアイディアとしていわゆる「裏金問題」でも注目された政治資金報告書のデータベースとの連携を提案する。「政治家個人の名前を入れると、どこからいくらもらっているのかが全部出てくる。それと政治家の発言をセットで見ると、ここからお金をもらっているから、こう言っているんだとすごくわかりやすくなる」。 自費でサイトを運営する加藤さんへの負担も大きいことから「誰かお金を払ってやってください。10年後くらいには日本の政治にとって重要なツールになるかもしれない」と、支援者を募っていた。

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国会議員の発言をAI分析「KOKKAI DOC」が話題

夏に参議院選挙を控える中、あるウェブサイトが注目されている。国会議員の発言や政治的立場、各政党のスタンスなどをAIが要約、分析してわかりやすく可視化した「KOKKAI DOC(国会ドック)」だ。国会議事録をもとにしたもので政治家、政党が時代とともにどう変化していったかもグラフで確認することができる。

開発したのはトロント大学工学部の加藤賢さん。「このプロジェクトの目的は、もっと日本の政治をわかりやすくするため」と語り、2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏も「議員個人が過去に何を発言したかを見やすくするのはすごく重要」と高く評価する。近年にはアンケートに答えることで有権者と考えが近い政党や政治家をマッチングする「Vote Match」なども生まれる中、このKOKKAI DOCにはどんな魅力があるのか。「ABEMA Prime」ではその特徴や将来性についても語った。

■政治家の過去の発言や変化が丸見えに?
 学生である加藤さんが仕事ではなく持ち出しで作り、公開したKOKKAI DOC。発想や着眼点がにわかに注目されるようになった。開発のきっかけについて加藤さんは「もともとコロナの時に日本政府の政策が見えにくい、意思決定プロセスがわかりにくいことがあった。

日本の政治を可視化することで政治がもっとわかりやすくなるように開発した」。特徴としては大きく2つある。「1つは発言の要約。政治家の発言がもっと凝縮されてアウトプットされている。もう1つはエンベディングという文章の特徴を捉えたベクトルを生成すること」。後者のエンベディングでは生成AIを用いて発言がポジティブかネガティブかなどを分析した上でグラフ化もする。  

例として自民党・公明党は「基本的に防衛費の増額には前向き」だが、2009年から2012年の野党に回った期間は、むしろ後ろ向きに振れている。また原発再稼働に対してはかつて大きな差は見られなかったが、東日本大震災が起きた2011年を契機に再稼働、さらには原発そのものに後ろ向き、自民党・公明党は前向きである姿勢が可視化されている。

サービスに興味を持ったひろゆき氏からは、今後の改善に期待した質問が飛んだ。「政治家が『前向きに検討します』と言ったが、実際に何もしないことがある。

ただ議事録では『前向きに検討』と残っているからプラスの評価になるのでは。言葉の深い読みや実際の意味との紐づけはどうするのか」。これに加藤さんは「今のところ議事録のみを見ているので、しっかり実行されているかの検証まではできていない。ただ、すごく政治的関心が低い日本の有権者に向けて触って楽しいツールを作ることで、有権者が自分で調べ、議事録で表示されているけれど実際にはそんなことをしていないなど、関心も持ってもらう流れになればいい」と述べた。

■選挙時と当選後の変化も丸わかり

 政党が掲げる公約を分析する試みは、これまでにもあった。KOKKAI DOCは、政治家1人ひとりの思想が可視化されているところもポイントだと加藤さんは語る。「たとえば自民党のこの人には票を入れたいけど、この人には入れたくないということもあると思う。もう少し粒度の高い政治的判断を、このサービスを通してできるようになってほしい」。  Vote Matchとの違いについては、政治家が有権者向けに票を得るために発した言葉か、実際に国会で発した言葉かを注視している。

「Vote Matchは(政治家の)アンケート結果によるものが大きい。それぞれ立候補者が世論にどういうイメージを持ってもらいたいかというモチベーションで、アンケートにも返しているので、選挙で受けるようなことを言っている」。ただし晴れて議員となり、国会で発言するとなるとまるで変わるケースもある。「いざ国会が開会していろいろな議論をしていくと、全然違うことを言っていることがあるかもしれない。なので僕の取り組みは、やはり実際に国会で何を言っているのか、国会で何をしているのかという問いに答えるもの」と説明した。  

ひろゆき氏は、新たなアイディアとしていわゆる「裏金問題」でも注目された政治資金報告書のデータベースとの連携を提案する。「政治家個人の名前を入れると、どこからいくらもらっているのかが全部出てくる。それと政治家の発言をセットで見ると、ここからお金をもらっているから、こう言っているんだとすごくわかりやすくなる」。

自費でサイトを運営する加藤さんへの負担も大きいことから「誰かお金を払ってやってください。10年後くらいには日本の政治にとって重要なツールになるかもしれない」と、支援者を募っていた。