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てんびんの詩

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詳細 2015年6月17日 20:08更新

時代は昭和初期。小学校を卒業したばかりの大作少年は、父親から「明日から鍋蓋を売って来い」と命じられる。クラスメイトは中学校にあがるものと働き始めるもの半々の中で、比較的繁盛している問屋の息子で黙っていても父親の後を継げると考えている大作には、その言葉はまさに青天の霹靂。「鍋蓋を売る事ができないようでは近藤商店の後継ぎにはさせない」と言われ、しぶしぶと天秤棒かついで鍋蓋行商を始めるが、これまでぼんぼんとして育てられた大作には丁稚の格好も恥ずかしいし、まともに声もだせないし、どうやって売ったらいいのかもわからない。果たして鍋蓋を売る事ができるのか・・・
大作少年が商売の原点を掴むまでの成長を縦軸に、苦労する少年を支える家族、地域のつながりを横軸に展開する実体験を基にした映画である。

近江商人のあり様をよく表した映画であると同時に、ビジネスをする人にとって現代にも通じる”大切なもの”を示唆する映画でもある。

研修用として昔はいろいろな企業で上映されていたようである。ただ、農業を商売より少し下に見る考えが一部出てくるので、その部分だけは玉に瑕である。「原点編」「自立編」「激動編」の3作があり、レンタルビデオ屋では大きいところでもせいぜい「自立編」までしかおいていない。

客商売をしている人はもとより、サービス業や顧客が存在する職業に携わる全ての人にお薦めである。特にお薦めは「原点編」で、シナリオ本もさらにお薦めである。商売に関する珠玉の言葉がシナリオの解説にあふれていると同時に、子育てのエッセンスがつまっている。映画でも感動し、シナリオ本でも感動できる希少なこの物語をじっくりと堪能して頂きたい。

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2006年6月12日

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カテゴリ
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