1965年、ドイツのエアランゲンに誕生。
幼少期、バンベルク大聖堂聖歌隊のメンバーとして過ごしたマイヤーは、10歳からオーボエを始める。その後、インゴ・ゴリツキやモーリス・ブールグに師事。1990年にバンベルク交響楽団の首席奏者、1992年よりベルリン・フィルハーモニーの首席奏者に就任。以後、オーケストラ・プレイヤーとして、ソリストとして活躍するかたわら、ザビーネ・マイヤー・アンサンブルのメンバーとして、ハルモニームジークなど室内楽の演奏に力を注いだり、ベルリン・バロック・ソロイスツのメンバーとして古楽演奏をおこなうなど精力的な活動を展開している。
あるCDの解説には「マイヤーの特徴は、ドイツ的な堅実さを残しながらも洗練されたニュートラルさがあり、フランスやイタリアもののレパートリーにも違和感なく対応できる息遣いと柔軟性がある」とある。
その「ニュートラルさ」というものが本当の意味でどういうのものなのか、私にはまだ解かりかねている部分があるが、感情が必要以上に突出することなく、抑制の効いたその音色からにじみ出る妙なるその表現には、さながら夢にたゆたう心を奏でているかのような美しさと温もりに満ちている。
そんなマイヤーのオーボエについて話し合うコミュニティーです。
みなさんでマイヤーの魅力について語り合いましょう。