理系とは、自然界を研究の対象とする学問、またはそれらの学問を学ぶ人々を指す総称である。これに対し、文系は人間の活動を研究の対象とする学問を指す。一般的に理系的と捉えられる学問は概して以下の通りである。
数学
物理学
化学 - 生化学
生物学 - 農学
工学 - 情報工学
地球科学 - 海洋学 - 地学
天文学
医学 - 歯科学 - 薬学
情報学
・理系と文系について
理系と文系の区分は、主に高等学校における履修科目のコース分けにおいて使用されることが多い。これは、学問と研究の入り口である大学において、高等学校の科目から見て理系的と考えられている学問を専攻する学部・学科等と、または文系的と考えられている学問を専攻する学部・学科等とで、異なった入学試験の科目を課すことが多い事実にも由来しているだろう。
また学問分野を分類するとき、日本ではまず、理系、文系のどちらかに分けることが多い。文系とは主に、人間の行動や思考が何らかの形で関わった現象についての学問であり、理系とはそれらを含む自然科学全般を、実証的に研究する学問である。文系は、文献や思考方法など個別の対象を解釈する人文科学と、社会現象や制度を一般的もしくは実証的に解釈する社会科学とにわかれると一般的にいわれている。
しかしながら、理系と文系というのは、あくまでも高等学校のコース分けや入学試験の科目による分類に過ぎず、学問分野の分類には自然科学・人文科学・社会科学という分類を用いるべきだという考え方が、学問の歴史と現状とに鑑みて妥当であるといえる。もともと欧米ではそのような分類が一般的であって、理系と文系という分類はそれほど見られない。
日本では、理系・文系という見方が高等学校の段階で厳密に区別されてしまうことが多いため、学部ごとにある特定分野の知識に偏った学生が集まってしまい、広く学問や社会を見渡すような視点を促す教育・研究活動が出来ないといった批判がある。
・学問の内容と理系・文系の観点
一般に、理系の学問は数学との親和性が高いため、明示的に理数系とも呼ばれる。しかし無論、文系に属する経済学、マーケティングなども数学と切り離すことはできず、また、考古学に至っては放射性炭素年代測定など理化学的検査も行うため、数学や物理、化学と切り離すこともできず、福祉では当然に医療系の知識が必要となる。単に数学や化学、物理、生物との親和性だけが理系と文系を隔てるものではない。更に、理系に属する精神医学が文系に属する心理学と深く関わっているほか、本来理系に属する農学には農業経済学や産業経営学など、文系で扱われる内容が重視される学科が存在する。 さらに哲学では、歴史的に数学・物理学・化学・生物学なども扱われてきていることは事実である。ひとつの学問領域に限定されない複合的な視点は、かつてよりすでに求められてきているといえよう。
参照:Wikipedia