フィンランド出身の作曲家、カイヤ・サーリアホ Kaija Saariaho (1952-)についてのコミュニティ
1977年にシベリウス・アカデミーにてリンドベルイ、サロネンらと共に前衛音楽の普及を目的とするグループ「Kurvat auki(耳を開け)」を結成。アカデミー卒業後はファーニホウ、フーバーに師事、82年よりパリに移り、IRCAMにて電子音響及び作曲支援プログラムを用いた作曲を探求、かつミュライユ、グリゼーらスペクトル楽派の影響を受ける。精緻な音色と漸次的に変容する構造を特徴とするが、90年代後半から音色以上に旋律を重視する作風に変化している。
ダルムシュタット夏期講習会にて,北欧人として初のクラーニヒシュタイン賞(1986)、テープ作品「Stilleben」でイタリア賞(1988)、アンサンブルとエレクトロニクスのための「Io」と「Stilleben」でアルス・エレクトロニカ賞(1989)を受賞。
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