「今までの私のすべての交響曲は
“第8交響曲”に対する序曲にすぎません。
これまでの作品は、いずれも主観的な悲劇を
扱っていましたが、この交響曲は偉大な歓喜と
栄光をたたえる作品なのです・・・」
「これまでの私の作品の中で最大のもので内容の点でも
形式の点でもあまりにも独特のものですから、
それを言葉で表現する事が出来ないほどです。
宇宙が鳴り響きはじめるのを想像して下さい。
そこにあるのは もはや人間の声ではなく、
運行する惑星や太陽なのです。」
まずこの曲は2部構成で、
第1部は「来たれ、創造主である聖霊よ!」
第2部は「ファウストより 終幕の場」
となっている。
演奏の規模は巨大きわまりないもので
4管編成の管弦楽、オルガン、独唱8名、
混声合唱二部、児童合唱、離れた位置に
トランペット4、トロンボーン3という指定だ。
初演時のプログラムによると、混声合唱500名、
児童合唱350名、オーケストラ170名で
その人数の総数は1030名におよんだという。
あまりの巨大な編成に
もはやコンサートホールでの演奏は不可能となり、
ミュンヘンにある博覧会の会場での初演となった。
当日、その場に居合わせた人々は、
この作品がもたらした強烈な印象を
生涯忘れる事が出来なかったという・・・。
そしてこの曲がマーラーの自作交響曲初演の
最後となった・・・。
そんな交響曲第8番について大いに語りましょう!
トピはどうぞご自由に立てて下さればと思います。
困ったときには