感情と表情に関する先駆的な研究を行ったアメリカ合衆国の精神行動分析学者。20世紀の傑出した精神分析学者100人に選ばれた。アメリカのテレビドラマ『Lie to Me(ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間)』の主人公ライトマンのモデル
エクマンは小児科医の息子としてワシントンD.C.で1934年に生まれ、ニュージャージー、ワシントン、オレゴン、南カリフォルニアで育った。
2004年にカリフォルニア大学サンフランシスコ校の教授を定年退職した。
エクマンはあらゆる表情を分類するためにFACS(Facial Action Coding System、顔動作記述システム)を考案した。これは表情に関連する精神医学や犯罪捜査の分野で幅広く利用されている。エクマンは表情以外にも広く非言語コミュニケーションの研究を行った。同情、利他的行為や平和的な個人関係の科学的解明にも尽くした。さらに人々が嘘をつくこと、嘘を見破ることの社会的な側面の研究にも貢献した。ディミトリス・メタクサスとともに視覚的嘘発見器の開発を行っている。
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