こどものころ、 おとなは いつでも ただしいのだと
うたがうことも しらず、
あたえられた すべてを うけいれ、
むじゃきさゆえに ひどいめにあった。
こういん やのごとし。
としをとり、 おとなになった わたしは
すべてを うけいれることは できないのだと
まわりの せかいにたいして おもうように なった。
まちがいは まちがいの まま、
ただしいことと いっしょに あちこちに ころがってる。
わたしだって そうだ。
うそや ごまかしとは べつに
ただしくない ことは たくさん してきた。
こどものころ から ずっと。
まちがいは だれにでも ある。
ゆるせるか どうかが もんだいだ。