名古屋大学　理学部化学科

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詳細 2019年5月20日 19:49更新: 無さそうなので、作ってみました。

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第八高等学校寮歌

「伊吹おろし」

＜前口上＞
富貴名門の子女に恋するを純情の濃いと誰が伝ふ
路頭にさまよへる女に恋するを不浄の恋と誰が伝ふ
泣いて笑って月下の酒場に媚を売る女の中にもすいれんの如き純情あり
酒は飲むべし百薬の長　女は抱くべし陶酔の境
女の膝枕にて快楽の一夜を過ごさば人生の夢もありなば恋も有りなん

雨降らば降れ　風吹かば吹け　いざ進み行かむ若き男よ
安危すごめく混乱の巷
いざ高らかに歌わむかな第八高等学校寮歌　伊吹おろし

一、
伊吹おろしの雪消えて
木曽の流に囁けば
光に見てる国原の
春永劫に薫るかな

二、
夕日あふれて草萌ゆる
瑞穂ヶ丘に佇めば
零れ地に咲く花菜にも
うら若き子は涙する

三、
見よソロモンの栄耀も
野の白百合に及かざるを
路傍の花にゆき暮れて
果て無き夢の姿かな

四、
花に滴る日の水なわ
命の啓示を語るとき
希望に滾る若き頬を
はるかに星はてらすなり

五、
神秘の闇の訪れに
いつしか寮の灯火は
瞬き初めて我を待つ
地上の夢よ　いざさらば

六、
ようあい融けし丘の上に
いづくともなく春を呼ぶ
歌やすらかにながれ来る
紺青の月影濃けれ

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