日本原子力研究開発機構

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詳細 2021年8月25日 00:58更新: ◆日本原子力研究開発機構

日本原子力研究開発機構は2005年10月設立の日本の独立行政法人である。

英語名称:Japan Atomic Energy Agency

略称はJAEA。

所在地は東海村だが防諜上の観点から施設の写真はほとんど公開されていない。

東海村ではかつてJCOの工場で臨界事故が起きた。

作業ミスで急速な臨界（バースト）が起きそれに伴い高線量のγ線や中性子線が放出され被曝した作業員2名が亡くなった。

JAEAの活動領域は原子力発電や核燃料サイクルの開発である。

所管している中央省庁は文部科学省と経済産業省であり、

日本原研の管理施設は高速増殖炉もんじゅ、新型転換炉ふげん、常陽、HTTR、JT-60、JRR-3などである。

前身は日本原子力研究所、核燃料サイクル開発機構である。

成り立ちが複雑なのでまとめたい。

?動力炉・核燃料開発事業団（PNC）→核燃料サイクル開発機構（JNC）

?日本原子力研究所（JAERI）

??は統合され、日本原子力研究開発機構になった。

動力炉・核燃料開発事業団が廃止された理由としてはもんじゅナトリウム漏洩火災事故のビデオの一部を隠蔽したというのが大きい。

◆日本原子力研究開発の役割

日本原子力研究開発機構は原発がある地域に全国展開している。

◎敦賀本部：高速増殖炉研究開発センター、原子炉廃止措置研究開発センター、国際原子力情報・研修センター、レーザー共同研究所を管轄する。

◎東京事務所：経営企画部ほか。国会、政府関係機関、電気事業者等在京機関と対外対応及び情報収集等を行う。

◎福島支援本部：福島第一原子力発電所事故に対し原子力機構の総力を挙げて調査・検討し今後の対策を施すなどの貢献を目的として2011年5月6日に設置された。

原子力機構の各研究部門や研究拠点の専門性を活用し長期的課題に取り組む事としている。

本部長は理事長で企画調整部、復旧支援部、環境支援部の3つが置かれている。

◎研究開発部門に属する研究所：東海研究開発センター本部組織が置かれている東海村にある原子核分裂実験の研究所。

原子力科学研究所および核燃料サイクル工学研究所から成り立つ。

現在は使用済み核燃料の再処理実験、使用済み核分裂実験装置の廃棄技術などの研究を行っている。

また高エネルギー加速器研究機構との共同事業としてJ-PARCを運用している。