ロドルフォ・アルフテル(Rodolfo Halffter,1900年10月30日 - 1987年10月14日)はスペインの 作曲家。
マドリード出身。
ドイツ人の父親とカタロニア人の母親との間に生まれ、母親の影響で音楽家となった。
エルネスト・アルフテルは弟、クリストバル・アルフテルは甥にあたる。
作曲は独学で、アルフテル兄弟を中心としたグループはフランス6人組をもじってスペイン8人組と呼ばれた。
ロドルフォはクロード・ドビュッシー、アルノルト・シェーンベルク、モーリス・ラヴェル、バルトーク・ベーラなど当時の前衛音楽の影響を受け、創作活動を行った。
この時期の作品には「アルメリアのドン・リンド」などがある。
スペイン内戦時には共和国政府の宣伝部で働いていたため、共和国政府の敗北後メキシコに亡命。
メキシコでの作品にはヴァイオリン協奏曲などがあり、国立音楽院の教授を務めた。
多調とドメニコ・スカルラッティなどの古典主義音楽の影響が特徴である。
またメキシコに初めて十二音技法をもたらしたといわれている。