現在、タイでは東南アジア諸国同様に広汎なイスラム教進出で、かなり減少しましたが、いまだ国民の七割近くが仏教徒です。憲法で国王も仏教徒でなければならないと規定されていますが、信教の自由は保障されています。
タイ仏教僧団サンガは二宗派あり、現王朝の四世王が長期間出家をしていた時、所属していた寺院がタマユット・ニカーヤ派をつくり、これが現在タイの僧、寺院数の一割を占めます。そして大多数を占めるマハーニカーヤ派とタイ僧団サンガを結成し、最高執行機関の比丘や僧王を選出しています。 このタイ僧団は文部省宗教局の管轄、指導を受けます。
タイの全寺院は、すべてこのタイ僧団に属する一寺院に過ぎません。各寺院の住職の任命、罷免も僧団が決定できるのです。在家信者も又、どの寺院であれ何の規制もなく自由に訪れ、法話を聞き喜捨します。故に実質的には宗派、宗門というものは存在しないのです。
タイ仏教には大別すると、マハーターツ寺院系、東北地方寺院系、パクナム寺院系と三種のmeditation瞑想法があります。
このコミュで主にお伝えするパクナム寺院系であるタンマガーイ寺院瞑想法は、止、観両方を重視します。
光明編と仏随念を交えた「止samatha」の瞑想法を初心者に指導し、「四禅」または「無色定」の段階である「止」を達成した者に、より深い瞑想に入る「観vipassana」の瞑想法を指導します。
「四禅」「無色定」に至った後の「法身タンマガーイ」に到達したときから「観」の瞑想は始まり、頭で考えたり思ったりするのではなく、法身の法眼によって五蓋、十二処、十八界、二十二根、四聖諦、十二縁起を観じつつ煩悩を捨断し、預流、一来、不還、阿羅漢という四沙門果に順に到達することを目指します。
タンマガ−イ寺院、国際短期出家日本人コース
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2014年日本人短期出家コース開催予定
開催期間 平成26年7月26日〜8月10日まで、
申込締切日 平成26年7月20日、E-Mail: japanese@ordinationthai.org
フォトアルバム/第二回日本人短期出家コース
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