此処は阿呆の阿呆による阿呆のための社交場、云わばサロンである。
常日頃から、身体のいたる所から止めど無く浸み出でる非凡の才を持つ士達よ。
今こそ、その想いのたけを声高々に知ろしめさん。
極めて、目立たぬように細心の注意を払いながら!
非凡の才を持ち合わせてしまったが為に、人々から蔑まされ、罵られ、足もとばかりを見ていたあの日々。
悠然と街を闊歩するスタイリッシュな凡人達に憧れて、洋服屋の店先を右往左往した昼下がり。
噫、迸るこの才能が口惜しい。
いざ、非凡の才能を持つ阿呆達よ、今、此処に立ち上がらん。
大日本凡人會
困ったときには