ウラジミール・ペーター・ケッペン(Wladimir Peter Köppen, 1846年9月25日サンクトペテルブルク(ロシア)生 - 1940年7月22日グラーツ(オーストリア)没) はドイツの気象学者・気候学者、また植物学者である。ドイツ学派の気候学の大成者として著名であり、ケッペンの考案したケッペンの気候区分は、改良を加えられながら現在も広く使われている。ドイツ語圏で活躍したので、ヴラディーミル・ペーター・ケッペンとも呼ばれる。
ケッペンの気候区分(ケッペンのきこうくぶん、Köppen-Geiger-Klassifikation)は、ドイツの気候学者ケッペン (Wladimir Peter Köppen) が、植生分布に注目して1923年に考案した気候区分である。気温と降水量の2変数から単純な計算で気候区分を決定できることに特徴がある。
基本的にケッペン気候区分からその地域の気候を想像し萌えるというマニアックなコミュ
ですが
ケッペン氏が好きな方、尊敬してやまない方
記号に思いを馳せちゃう方
ケッペン気候区分について真面目に語りたい方
住みやすい気候さがし
TOP画が好きなど、どんな理由でもok
参加ご自由にどうぞ
個人的にはCsbなバルセロナに近い気候に萌。
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■最少雨月・最多雨月平均降水量から降水パターンを判定する。
最多雨月が夏にあり、10×最少雨月<最多雨月:w型
最多雨月が冬にあり、3×最少雨月<最多雨月 かつ 最少雨月が30mm未満:s型
上記のw型とs型のどちらの条件も満たさない:f型
この降水パターンを元に乾燥限界の降水量(mm)を求める。
乾燥限界=20*(年平均気温+X)
※f型ならX=7、w型ならX=14、s型ならX=0
この計算によって得られた乾燥限界と年平均降水量(mm)を比較する。
年平均降水量が(0.5*乾燥限界)未満:BWh, BWk(砂漠気候)
年平均降水量が(0.5*乾燥限界)以上 かつ 乾燥限界未満:BSh, BSk(ステップ気候)
※年平均気温が18℃以上ならhを付けてBWh, BShとし、
年平均気温が18℃未満ならkを付けてBWk, BSkとする。
年平均気温が乾燥限界以上の場合は最寒月・最暖月平均気温を見る。
最寒月が18℃以上:A(熱帯)
最寒月が-3℃以上18℃未満 かつ 最暖月が10℃以上:C(温帯)
最寒月が-3℃未満 かつ 最暖月が10℃以上:D(冷帯)
最暖月が10℃未満:E(寒帯)
A(熱帯)の場合は最少雨月平均降水量によって次の4つに分ける。
最少雨月が60mm以上:Af(熱帯雨林気候)
最少雨月が60mm未満 かつ (100-0.04*年平均降水量)mm以上:Am(熱帯モンスーン気候)
最少雨月が60mm未満 かつ (100-0.04*年平均降水量)mm未満:Aw(サバナ気候)
Awの条件を満たし降水パターンがs型である:As(サバナ気候)
C(温帯)の場合は降水パターンと最暖月平均気温によって次の9つに分ける。
まず、Cの次に先ほど調べた降水パターンf、w、sのいずれかを書く。
最暖月が22℃以上:Cfa, Cwa, Csa
最暖月が10℃以上22℃未満 かつ 月平均10℃以上が4ヶ月以上:Cfb, Cwb, Csb
最暖月が10℃以上22℃未満 かつ 月平均10℃以上が3ヶ月以下:Cfc, Cwc, Csc
※Cfaを温暖湿潤気候、Cfb, Cfcを西岸海洋性気候、
Cwa, Cwb, Cwcを温暖冬季少雨気候、Csa, Csb, Cscを地中海性気候という。
D(冷帯)の場合も降水パターンと最寒月・最暖月平均気温によって次の12個に分ける。
まず、Dの次に先ほど調べた降水パターンf、w、sのいずれかを書く。
最暖月が22℃以上:Dfa, Dwa, Dsa
最暖月が10℃以上22℃未満 かつ 月平均10℃以上が4ヶ月以上:Dfb, Dwb, Dsb
最暖月が10℃以上22℃未満 かつ 月平均10℃以上が3ヶ月以下の場合、
最寒月が-38℃以上-3℃未満:Dfc, Dwc, Dsc、最寒月が-38℃未満:Dfd, Dwd, Dsd
※Dfa, Dfb, Dfc, Dfdを冷帯湿潤気候、Dwa, Dwb, Dwc, Dwdを冷帯冬季少雨気候、
Dsa, Dsb, Dsc, Dsdを高地地中海性気候という。
※ただし、Dsdは定義上は存在するが、地表上に該当箇所が無い。
E(寒帯)の場合は最暖月平均気温によって次の2つに分ける。
最暖月が0℃以上10℃未満:ET(ツンドラ気候)。
最暖月が0℃未満:EF(氷雪気候)。