泣くのが好きだ。
泣くことって素晴らしいことだと思う。
悲しくて泣くのも、悔しくて泣くのも、嬉しくて泣くのも、苦しくて泣くのも……
ものすごく大きな物事に、感情に触れることが出来た時、
泣くのはそれを表す最も高度で一番本能的な合図だと思う。
ごまかしが通用しないから、ストレートでシンプル。
泣いてる時は素直になれる、あるいはもしかしたら、素直になれたから泣いてるのかもしれない。
自分自身でコントロールできない感情。
枠にはまらない大きな大きな流れに身をまかせる快感。
人間として忘れてはいけない感覚なんじゃないだろうか。
これからあと何回泣くほどのことに出会えるだろう。
毎日泣いていたいとは言わないけれど、もう一生泣けないのは嫌だ。
泣くことを忘れたくない。
泣くのが好きだ。