ジャズピアニスト 世良譲
1932年生まれ。島根県木次町出身。
1950年明治大学在学中から佐久間牧雄らのグループに在籍しプロデビューする。その後54年白木秀雄カルテットに加入、65年日野皓正らとベルリンジャズ祭に参加。以後、国内外で活躍。洗練されたセンスでスイングからモダン系まで幅広いレパートリーを持ち、クラシックをベースとした華麗でダイナミックなテクニックは、粋なおしゃべりとともに幅広いファンを魅了している。アルバムに「世良譲/バッカス・スイング」「アイ・ラブ・ユー/世良譲トリオ」など。コンサート、ディナーショーはもちろん、TVやCMなどでも活躍。2003年、日本ジャズ界最大の栄誉とされる南里文雄賞を受賞。
明治大学在学中にプロとしてデビュー。
洗練されたセンスで、デキシー、スウィング、モダンとすべてをこなす驚異的なピアニストである。
ポール・ウィノグラドフ氏についてクラシックを学び、これをベースとしたテクニックから生まれる華麗なタッチ、左手のダイナミックなバッキングに軽やかなドライブする右手のアドリブは粋なおしゃべりとともにファンを魅了して離さない。
これらは、国内だけでなく1963年、旧西ドイツ・ベルリンジャズ祭でも発揮され“ジョー・セラ”の名前を国際的なものにした。
その後も、かねてより出演を熱望されていたスイス・モントレージャズ祭(1985年)をはじめ、モンタレージャズ祭、オレゴンジャズ祭(1986年)で喝采を浴び高い評価を得る。
2000年、音楽生活50周年を越え、自己のグループを中心にコンサート、ディナーショウはもちろん、テレビ番組、CMに至るまで幅広い演奏活動を繰り広げる。
まさに不世出のジャズピアニストであり、本物のエンターテイナー!
『Mr. ピアノ』である。
世良 譲(せら ゆずる、1932年3月10日 - 2004年2月17日)は、島根県雲南市出身のジャズピアニスト。本名・世良哲壮(せら てっそう)。
略歴
明治大学在学中の1950年から、プロ活動を始め、奥田宗宏とブルースカイ・オーケストラなどに在籍。
1965年、白木秀雄クインテットの一員としてベルリン・ジャズ・フェスティバルに出演し、国際的に注目を浴びる。
1974年から、7年間、TBS系サウンド・イン"S"に出演。軽妙な語りで、広く親しまれた。
1988年、世良譲トリオ自己のトリオとしてモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演し、スイス放送曲より絶賛される。
2003年、南里文雄賞受賞。
2004年、多臓器不全のため死去。享年71。
外部リンク
SERA MUSIC INC
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