楽器： Clavioline

詳細 2012年4月10日 21:29更新: 楽器 : 「 Clavioline 」

（クラヴィオリン、クラヴィオライン、クラビオリン、クラビオライン）
日本語表記については、正式に日本への輸入経歴がなく定まっておらず。
上記のように幾つかの表記が見られる。
おもに管弦楽界では「クラヴィオリン」
軽音楽界では「クラヴィオライン」と発音されている。

１９４７年にフランスで開発されたシンセサイザーの前身楽器で、
あのオンド・マルトノからするとずいぶんと新しい楽器ではあるが、
Hugh Le Caineの電子サクバットの数年後に誕生した電子鍵盤楽器。

真空管で動き、出力プラグも搭載されておらず。
鍵盤があるコントロール部本体とスピーカー部の２つからなり、
専用のシールドにて配線される。

ビートルズが唯一「Baby, You're A Rich Man」1曲のみで使用。

デル・シャノンの「ランナウエイ」間奏ソロはあまりに有名。

５０～６０年代には現代音楽家が作品に取り入れ、
日本でも黛敏郎氏の「ミクロコスモス」がある。

他、特に日本では５０～６０年代"演歌の演奏"に使用されていた。

フランスのConstant Martin社が開発し販売するが、
後にセルマー社(London)やギブソン社(USA)が販売権を所有する。