誰の言う事も 君の優しさも
慣れた もう慣れた
頬を刺す冷たさも 灰色の景色も
慣れた つもりさ
立ちどまった 人波の中
ふいに気付かされた
「君を泣かしてたのは ぼくだったりして」って
僕らは ねぇ
何が見たくて 全てを欲しがってきたんだっけ
意味などなくて
ただそれだけでいいんだよなあ?
どうして涙流してる?
これじゃまるでありふれた 日常で
もう二月のニュースも
「雪が降った」って告げた
どこでさ?
春はもうちょっと 先の事でしょ?
あれま もうすぐかい
帰り道の 人波はまた ぼくを抜かしてゆく
君と並んでたのは そんな前だっけ?
期待をして 身を乗り出して すれちがいまくって
昨日のツケ 忘れたフリして
明日へ向かうって 言い訳してるだけ
立ちどまったんだ 人波の中
ふいに聴こえたメロディー
君を失くすくらいなら
死んだほうがマシ
ぼくらは
ねえ 何が見たくて 全てを欲しがってきたんだっけ
意味などなくて
ただそれだけでいいんだよなあ?
どうして涙流してる?
ひとりじゃまるで見えないのが
日常で
GRAPEVINE 『Our Song』
作詞作曲/田中和将
01/1/31