幼少の頃、日本舞踊を多少嗜んでまいりました。
幼い頃の私にとって、踊ること舞うことは
厳しい家庭環境の中での唯一許される自己表現の一つでもありました。
故郷離れ、様々な仕事をする中で各国の大使館や
世界中の様々な方々との交流の中で、「和の文化」の素晴らしさを
他国の方々から改めて再確認させていただくご縁がありました。
2010年4月28日 時には、祖母のように慕った人生の恩師でもある師匠が、天に召されました。
私に踊ること、舞うことの楽しさ素晴らしさを教えてくれた師匠を失い、
そんな中で、どの流派にいこうか迷い、あるご縁をきっかけに
上方舞の吉村藤園先生の舞台を拝見し、その幽玄な美しさと
優雅な舞と心の内から、まさに字のごとく「躾」
身の美しさが、内面から香る艶やかな媚びない真の女性の美しさを
身に纏ったような舞いを見ることが出来、早速修行することになりました。
まだ、上方舞の初心者ですが日々精神を統一し、お稽古に励もうと想います。
心で舞い
その心の想いを
身体全体で表現致しますが
お稽古を重ねて行くことで
秘められていた心の深さを知り
お稽古を通して
「行儀作法」 「身のこなし」が
自然と身に付き
内面から輝きある自身ある女性に
繋がってくると思います。
吉村藤園
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吉村流について
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また、上方舞の特色は、
また上方舞の特徴は、手の動き、目の動き一つ一つに心の声を託して上方舞はどんな言葉より雄弁に、女心の喜びや、哀しみを語ってくれます。宮中舞から発し、座敷舞とも呼ばれる上方舞は、能から取り入れたものも多く格調高く誇り高い女の舞として伝わってきました。金屏風を張った座敷、燭台の揺らめく明かりの中で舞われる事が多くその時代の普段着や、晴れの着物で舞い、本来は衣装はつけないものでした。また、呼吸法はヨガに似ており健康増進にもなります。
舞の名手に長寿の方が多いのもそれを証明しております。
また、呼吸法はヨガに似ており健康増進にもなります。
舞の名手に長寿の方が多いのもそれを証明しております。
中には90歳を過ぎてもまだ衣装と鬘をつけ瑞々しい舞を
見せてくださる方もいらっしゃいます。