宇佐海軍航空隊は、日本海軍の部隊の一つ。爆撃機・攻撃機の搭乗員の教育を推進するため、生徒・学生・練習生への実機練習を推進した。太平洋戦争末期には、駐留する宇佐飛行場に特攻作戦に参加する実戦部隊が展開し、訓練は停滞した。
ロンドン軍縮条約の期限切れとともに、海軍は戦備の大増強を画策し、通称「マル3計画」を立案した。この中に14個航空隊の増設案が盛り込まれ、爆撃機・攻撃機搭乗員の訓練部隊のひとつとして、大分県宇佐郡柳ヶ浦村に飛行場を建設し、航空隊を設置することが決定した。周防灘に面し、洋上爆撃・雷撃訓練が容易なうえに、呉鎮守府にもほど近く、航空母艦を招いての発着艦訓練も頻繁に実施できた。
主力機種
九六式艦上爆撃機
九九式艦上爆撃機
彗星
九七式艦上攻撃機
天山
歴代司令
内田市太郎(昭和14年10月1日-)
松岡知行(昭和15年10月15日-)
伊藤良秋(昭和17年4月10日-)
三浦艦三(昭和18年1月20日-)
山田豊(昭和18年4月1日-)
山本栄(昭和18年12月1日-)
浜田武夫(昭和18年12月25日-)
直井俊夫(昭和19年7月10日-昭和20年5月5日解隊)