『モテ』
最近、メディアや雑誌、会話などでよく耳にしたり目にすること多いこの言葉。
「どんだけ他人からの評価気にしてるんだよ。モテかどうかが行動基準なのか?自分の評価ぐらい自分でやれ。」
ってな具合にうんざりしていらっしゃる方も多いかと思われます。
私もその一人です。
「恋愛はしていなくてはいけないものなのか?」
「恋愛をしていないことはおかしいことなのか?」
こういった疑問を持ってしまうほどに、現代の恋愛至上主義ともいえる風潮は私達の生活や価値観に深く入り込んでいます。
そこであえて、私はこの風潮を客観的に考えてみました。
現代を生きる若者の他者からの評価を気にする心理がよく現われていると私は思うに至りました。
それもそのはずです。社会環境の変化とそれに伴う価値観の多様化、磐石と思われていたものさえも破綻や崩壊してしまう経済活動の流動性。
こんな社会の中、『正しい答え』というものはなんだ?
一体、何を信じていけばいいんだ?
自分の価値観さえあやふやな中、現代の若者が選んだ評価基準。
それこそが『他者からの評価』なのであり、それを計る分かりやすい物差し、
それが『恋愛』であり、『モテ』なのではないか?
そんな仮説が私の頭の中に浮かび上がりました。
その仮説と同時に私はもうひとつ、思ったことがあります。
「いや、待て。『モテ』という言葉が跋扈しようとも、その風潮にあえて乗らない、そんなのに惑わされるなんてカッコ悪いと考える、俺みたいな発想持つヤツの方が多いんじゃね?
それこそがいわゆる『モテ』と『草食男子』なる言葉を広める大きな要因なのでは?」
まさに『アハ体験』でした。
でも、冷静に『草食男子』の特徴なんかを整理する中で私は一種の危惧を抱きました。
「いろんな環境の符号の兼ね合いから、一人でも余暇の時間を過ごせるようになってきている若者。
内心では若干の孤独感を抱きながらもある趣味がそれを忘れさせてくれるし、他者との関係を構築する中で産まれる配慮や軋轢による疲れを負うことや傷つくリスクを負ってでも他者と関わろうとすることもためらわれる。
結果、今の生活を守り、自分の不足を自分で埋める生き方に。」
「おいおい!ちょっと待て。
確かに俺もどっちかってーとそっち寄りかもしれないけど、この生き方って、絶対に他者と関わらねば生活が成り立たない今の社会、特に仕事では著しく不整合なんじゃないか?
ヤバいヤバい!
これこのまま行ったら絶対ヤバいって!
絶対会社で上司なんかに
『彼は何考えてるか全然わからないよ。全く最近の若いモンは〜』
な〜んて陰口叩かれるんだって!
あ〜もう俺の人生明日から本気出そうと思ってたんに、俺はこれからの人間だと思ってたのに〜
これはヤバい。
ん?待てよ??
『モテ』なんてダサいとか思ってたけど、『モテ』ってちょっと幅広げて『他者に好感を持たれること、及びその状態』
って解釈できないか?だったらこのまま人生過ごすより、
いっそ開き直って『モテ』でも追求してみるか!!」
もう茂木さんもびっくり『アハ体験』パート2です。
ここまで読んで頂いた、ヒマを持て余しているアナタにはおわかりいただけたことと思いますが、
このコミュニティは一般的な『モテ』を取り扱ったものとは若干一線を画したものとなっています。
あくまで『モテ』を異性のみを対象にせず、他者全般へと広義に解釈した上で、
心理学、社会学的観点から礼儀作法、具体的な会話などのアプローチなどに至るまで幅広く検証してみようというものです。
長くなってしまいました。お時間取らせて申し訳ありません。
皆さんのご参加、随時受け付けております。
ちなみに管理人は現在大学生です。
同窓の方など、奮ってご参加下さい。
サークルのようにタイミング逃すと入りにくいという環境とは違い、
随時入れる体制でも整えていくつもりです。
とにかく参加型のコミュニティにしていこうと考えております。
ではでは。
困ったときには