革命とは緊張の極限である。革命で成った社会はその緊張状態を維持せねばならぬ。ゆえに社会は革命を欲し続ける。
我々は夢想の革命家である。資本主義自由主義が繁栄する中、我々の武器はデモクラシーでもファッショでもない。我々のカラシニコフは泥酔状態で見る夢であり、酔生夢死が我々の錦の御旗なのである。
同志諸君。我々は飲み会で騒ぎすぎた。次代の革命家は、来るべき無限革命に備えなければならぬ。我々は革命の導火線となる存在ではない。我々は努めて湿った火薬となるのだ。いつかの爆発を信じ、絶望的な時をただ浪費する。これが我々の役目なのだ。
我々が真価を発揮せねばならぬ「その時」に備え、ここに塩田会の設立を要求する。
塩田会は全退廃的人種の連帯を目的とし、大事な青春の一ページをドブに投げ捨てる活動を行う。塩田会は広く才能を世に求めており、門戸は大きく開かれている。
さあ、同志諸君。革命の成否は我々にかかっている。塩田会に入会し、夢想のカラシニコフで閉塞しきった日常に風穴を開けようではないか。
困ったときには