福島大学 嶋津武仁教授の作曲研究室。
この研究室は、作曲家の嶋津武仁教授の下に、音楽科の学生を中心とし、福島大学内のさまざまな分野で学ぶ学生が集う研究室である。メンバーがより対外的な作曲活動を行うため、2009年には「作曲研究会」と名称を変更した。
作曲研究会は、嶋津武仁教授を顧問格とする。福島大学音楽科の現役学生、大学院生を中心として、卒業生などの多くのメンバーが連携している研究会だが、現在は、結果として、皆が反アカデミックで前衛的な気質を持っている。
最近の活動として、2009年の秋には,福島市のAXCスタジオにて「あたらしい音楽の挑戦」と題し、福島大学作曲研究会の作品発表会を開催した。2010年には、福島大学の音楽棟合奏室にて、複数回の作品発表会を予定している。
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顧問紹介
嶋津 武仁
指揮を伊藤栄一、D.ボルフに、作曲を甲斐説宗、イサン・ユン、管弦楽法をW.シャロネック、音楽分析をD.シュネーベルらに師事。ベルリン芸術大学を首席卒業。ライピチヒ・ゲバントハウス管弦楽団、ドイツ芸術交流協会DAAD、国際現代音楽協会「世界音楽祭」や芙二三枝子現代舞踊団、日本舞踊西川宗家、及び多くの洋楽器、邦楽器奏者などより作品を委嘱。ドイツ芸術家協会(東ドイツ)、ベルリン日独文化センターなどで講演。ジョージア大学客員教授(00、米)。ザールブリュッケン音楽祭(03、ドイツ)参加。個展『いい加減な対角線』(98、01、東京)、モダンダンスのための『太陽風』委嘱初演(03、東京)。ユルゲン・ポント作曲コンクール(79ドイツ)、ウイニアフスキ国際作曲コンクール(80、ポーランド)、ハンバッハ国際作曲賞(82ドイツ)、ブールジェ国際電子音楽コンクール(96フランス)入賞、文化庁舞台芸術創作奨励特別賞(98、日本)他、受賞。国際現代音楽協会ISCM世界音楽祭(82グラーツ/オーストリア、88香港、93メキシコシティ/メキシコ)、アジア音楽祭(82香港、86ソウル、91フィリピン、99横浜)、コンピュータ音楽国際会議ICMC(88ケルン、93東京、96香港)他入選。コンピュータ音楽国際会議ICMC東京大会(93)委員長、作曲コンクール審査委員(96香港 他)を勤める。Edition EZ (ドイツ)よりLP、Hat Hut Record(99、スイス)、mode社(01、米)よりCD出版。ドイツ音楽出版(ライプチヒ/ドイツ)、ブライトコップ・ウント・ヘルテル社より楽譜出版。現代作品(自作を含む)を中心に国内外で指揮活動を行う。作品は、洋楽器、邦楽器ソロからオーケストラ作品、合唱作品、実験音楽、電子音楽、コンピュータ音楽、舞踊音楽(日本舞踊、モダンダンス)、パフォーマンス作品、インスタレーション、マルチ・メディア作品、TV番組用音楽など多岐に及ぶ。現在、福島大学教授。
<最近の活動>
2004年ニューヨーク、フュージョン・アーツ・フェスティバルにて招待芸術家としてマルチメディア作品『太陽風』を発表。2005年ドレスデン音楽祭より招待、ドレスデン国立歌劇場(ドイツ)にて日本舞踊とアンサンブルによる舞台作品『いい加減な対角線』を公演。2006年ポーランド、ブロツワフ音楽祭に招かれ、『弦楽オーケストラのための2つの<シーン>』が演奏される。
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(嶋津先生のホームページ)
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作曲研究会のゼミナールは、毎週木曜日の午後4時30分から音楽棟作曲室で行なっています。どんなゼミをしているのか気になる学生の方や福島大学に入学を希望している高校生の方など、是非、作曲研究会のホームページを覗いてみて下さい。
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【 2010年 前期ゼミナール計画 】
4月15日 自己紹介
22日 イントロダクション
5月 6日 自作プレゼンテーション
13日 第1回 作品発表会
20日 打楽器の奏法
27日 ハルモニームジーク
6月 3日 写譜と古典音楽
10日 ジャズの歴史と発展
17日 ポピュラー音楽
24日 自作プレゼンテーション
7月 1日 第2回 作品発表会
8日 日本の合唱曲
15日 ストラヴィンスキー(近代音楽の時代の変遷)
22日 休み
困ったときには