白球を追い続けること。
それが彼らが地球上に生息する意義であり、人生の証明である。
草野球チーム「桃球(ももたま)」
すべてはまだ背番号のないエース、尚平の
「しまっていこうぜ!」
という言葉と
某ディスカウントショップで買った
「リージェンツ」
という謎のブランドのグローブ購入(¥1980)をきっかけにすべては始まる。
現在のレギュラーメンバーは五人。
そのリーダーシップと知識で、チームをすんなりと(暴力で)まとめ上げる男
「田中修平」
なにを隠そう永遠のキャプテン、とりあえずわかっていることは足が速い
「あきよし渡辺」
意外にも万能タイプ。おそらくバットを振ると違和感があるであろう
「細川ガリレオ」
よくわからない可能性に秘められた男。とりあえずけが人を出しそう
「FUJITA」
そしてエース事、
「尚平」
である。
遅れてきた青春を、今こそ桃色に染めようじゃないか。
大丈夫、野球は5人でもできる。
草野球だけど、目標は甲子園。
「涙でサインが見えないから、投げる球はひとつなんだ」