数原晋(かずはらすすむ)
「略歴」
中学2年の頃、通っていた中学校にブラスバンド部が出来たことをきっかけにトランペットを始める。高校時代には1962年の岡山国体の式典でファンファーレを演奏する。高校卒業後、一旦は楽器メーカーに就職するもすぐ退社、キャバレーのバックバンドのアルバイトで得た収入を元に国立音楽大学に進む。国立音大には、高校時代の後輩である吉田憲司と一緒に入学。吉田が卒業後も東京ユニオン、スタジオ、ステージで長年仕事をする。
大学入学後にプロに転向(大学は中退)。高橋達也と東京ユニオン、宮間利之とニューハード、原信夫とシャープス&フラッツなどのビッグバンドを経てスタジオ・ミュージシャンに転じる(現在もシャープス&フラッツや前田憲男とウィンドブレーカーズなどのビッグバンドでリードトランペットを担当している)。
スタジオ・ミュージシャンとしての活動範囲は演歌、ポップス、クラシック音楽、ジャズ、フュージョン等ジャンルを問わず、多くのミュージシャンのアルバムに参加している。現在活躍中のミュージシャンの中にも、数原の指導によりプロとしての本格的な活動のきっかけになった者も少なくない。
数多くのテレビ番組・アニメーションのBGMも手がけており、クレジットでの記載は少ないものの、耳にする機会は多い。
また、自身がリーダーとなったビッグバンド「TOKYO ENSEMBLE LAB」(トーキョー・アンサンブル・ラボ)を結成、1988年7月21日には角松敏生をエグゼクティブプロデューサーに迎えたアルバム「Breath From The Season」(ブレス・フロム・ザ・シーズン)を、1992年にはアルバム「Sidewinder」をそれぞれ発表している。1997年に発表された「TRUMPET MAJOR」では、作・編曲のみならず複数のトランペットパートを一人で多重録音している。
主な演奏
● テレビドラマテーマ曲
必殺シリーズ
ロス市警アジア特捜隊(大野克夫作曲)
大追跡(大野雄二作曲)
探偵物語(大谷和夫作曲)
大激闘マッドポリス'80(大野雄二作曲)
はぐれ刑事純情派(甲斐正人作曲)
刑事物語'85(羽田健太郎作曲)
北の国から(さだまさし作曲)
代表取締役刑事(服部隆之作曲)
プロハンター(大谷和夫作曲)
● その他テレビ番組テーマ曲
金曜ロードショー「フライデー・ナイト・ファンタジー」(ピエール・ポルト作曲、トランペット・ソロパート担当)
ANNニューステーマ(通称「パッパヤーバージョン」、宮川泰作曲)
コメディーお江戸でござる(コミカルなミュートトランペットが印象的)
アメリカ横断ウルトラクイズ(メイナード・ファーガソン演奏のアレンジバージョン、第16回で使用)
アニメーション作品劇伴・挿入歌等 [編集]
大野雄二・田中公平作品にはほぼレギュラーとして数多く参加している。
大野雄二作品
ルパン三世TV・映画シリーズ
学園戦記ムリョウ
キャプテン・フューチャー
田中公平作品
サクラ大戦シリーズ
久石譲作品
天空の城ラピュタ(パズーが「ハトと少年」を吹くシーンを担当)
となりのトトロ
魔女の宅急便
紅の豚
その他
機動戦士ガンダム(松山祐士作曲「颯爽たるシャア」のソロ)
伝説巨神イデオン
シティハンター(矢野立美作曲)
劇場版カードキャプターさくら(根岸貴幸作曲)
さよなら絶望先生(長谷川智樹作曲)
吹奏楽曲 ニューサウンズインブラスでのソロの素晴らしい音色で有名だ
困ったときには