ハルフォード・マッキンダー
■プロフィール
サー・ハルフォード・ジョン・マッキンダー(Sir Halford John Mackinder, 1861年2月15日-1947年3月6日)
イギリスの地理学者、政治家である。ハートランド理論を提唱し、この概念は地政学の基礎的な理論付けとなった。事実上の現代地政学の開祖ともいえる。
■政策
マッキンダーは第一次世界大戦を基本的にユーラシア大陸の心臓部(ハートランド)を制覇しようとするランドパワーと、これを制止しようとする海島国(イギリス、カナダ、アメリカ、ブラジル、オーストラリア、ニュージーランド、日本)の連合およびフランスやイタリア等の半島国、言い換えればつまりシーパワー、との間の死活をかけた闘争であると見た。そして、今後の世界の平和を保証する為には、東欧を一手に支配する強力な国家の出現を絶対に許してはならないと力説した。マッキンダーの国際連盟の構想は、いわばこの目標を実現することに賭けられていたといっても良い。
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■著書
●Britain and the British Seas,
(W. Heinemann, 1902, 2nd ed., 1922).
●The Rhine: its Valley & History, (Chatto & Windus, 1908).
●India: Eight Lectures, (G. Philip & son, 1910).
●The Teaching of Geography & History: A Study in Method,
(G. Philip, 1914, 2nd ed., 1918).
●Democratic Ideals and Reality: A Study in the Politics of
Reconstruction, (Constable, 1919).
曽村保信訳『デモクラシーの理想と現実』原書房、1985年
『マッキンダーの地政学---デモクラシーの理想と現実』と改題し、
2008年再版 ISBN 978-4-562-04182-4
●The Modern British State: An Introduction to
the Study of Civics, (G. Philip, 1922).
【関連リンク】
地政学を英国で学ぶ
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