第88回全国高校サッカー選手権で、初出場ながら初優勝を果たした山梨学院大付属高校のキャプテン。
視野の広さと落ち着いたボールタッチでパス回しに独特のエッセンスを加えるプレースタイルは、ロングボール主体になりがちな高校サッカーにおいて、一際異彩を放っている。
勝負どころを理解した絶妙な試合コントロールで決定的な仕事を繰り返す様はまさに職人。
今大会でも、自身4得点中3点が決勝点と、抜群の影響力でチームを優勝に導いた。
大会の優秀選手にも選ばれており、今後の更なる活躍が期待される。
中学時代にはFC東京むさしに所属し、高円宮杯U-15で全国大会準優勝。
そのときも国立のピッチでプレーしているが、後半途中に交代し、チームも勝利へは後一歩届かなかった。
その試合には、高校でもチームメイトだった平塚も出場している。
「サッカーに専念できる環境でプレーしたい」
「増嶋さんやカレン・ロバートさんがいたころの市立船橋とか、小さいころに選手権を見ていて、高校サッカーに行きたいとずっと思っていた」
ことから高校進学を決意。
数ある進路先候補の中から、横森巧監督がサッカー強化プロジェクトを立ち上げ始めていた山梨学院大付属を選んだ。