リチャード獅子心王
12世紀の伝説的イングランド王。
その武勇は中世ヨーロッパ最強!
逸話に彩られ、騎士道と花咲く宮廷文化のロマネスクを体現した荒ぶる王
在位10年、英語は×、本国イングランドへの滞在は僅か6ヶ月ほどながらとても人気の高い人物。
金髪をなびかせ、伝説のアーサー王が所持していた聖剣エクスカリバーを手に、広大なアンジュー帝国に君臨した。
--《容姿》--
上背があり美しく、平均よりずっと背が高かい(196cmあったとか!?)という威風堂々たる風貌。
プランタジネット家の特徴である灰色の目と、赤毛交じりの髪。
--《人物》--
寛容と苛烈、両極端な性格。
一度戦いに身を置けば、劣勢でも勝てる戦略を練り、時には歩兵となり斧を振り回し獅子奮迅。
さらに、攻城器具を担いで自ら陣頭指揮。
フランスにあるガイヤール城は彼が偉大な築城家であることを現在に伝える。
芸術への造詣深く、自身も詩人であり美食家。
情熱的で、感情のおもむくままに、どのような無軌道ぶりもためらわない反面、同じ激しさで後悔することも。
ラテン語と神学に通じ、フランス語とオック語で作詩。
自ら修道士の聖歌隊を率い、歌にリズムをつけるなど、音楽好き。
フランス北部の武人気質と、南部の文化人気質が見事に融合。
「いかに険しい山も、聳え立つ堅固な塔も、彼の行く手を阻むことはできなかった。勇気と同じくらいの器用さを持ち、血気盛んなだけ勤勉で辛抱強い」と当時称される。
訪問した先々で、好奇心とあらゆることに対する知識欲を表した。
その堂々たる風貌に加え、どんな陰気くさい場所でも、意気消沈することのない上機嫌ぶりは人々の感嘆を呼んだと言われる。
--《影響》--
物語のような波乱の生涯から、伝説化され数多くの文学や映画に登場。
キャラクターグッズ多数。
ロンドン・ウェストミンスターには、勇壮な獅子心王の騎馬像が立っています(ロンドンに行かれた方はぜひ見学してください!)
☆現在も使われている王家やサッカーイングランド代表の"3頭の獅子"の紋章は、1198年に獅子心王が制定したものです。
※トップ画はUK Watfordの画家Mark Satchwill氏による、2007年の作品"Richard the Lionheart"
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【獅子心王を知ろう!】
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