神々廻深緑子について【about mimiko shishiba】 lyrics by.hahanoshikyu
例えば腰履きの政治家について
政治家は駅の構内で布教活動の途中に精神異常を起こし最終的には脳味噌の中に2009年のカレンダーを突っ込まれてその当時の事しか歌えなくなる ちなみにその時の神々廻深緑子は中学二年生だった そもそも2009年というのは青木淳悟が新潮新人賞を受賞した【四十日と四十夜のメルヘン】がようやく文庫化された年である ここで強調しておきたいのは神々廻深緑子が十四歳である事だけであり 腰履きの政治家がどのような活動をしていたのかは重要ではない また彼が北総線の線路に飛び込むスピードで神々廻深緑子は電子書籍サイトを携帯電話から閲覧していた
例えば児童ポルノを撮影する中学生について
一人の少女が援助交際をするよりも彼らが作成したDVDの方が遙かに儲けが多く何よりも汚い人生七回裏の中高年と性行為をする必要がなくなった 撮影を行うのは神々廻深緑子の友人の女の子で性行為をするのはその彼氏 電車を乗り継いで出会い系サイトで知り合った比較的遠くの中学校の女子に会い児童ポルノの制作を手伝ってもらう そして援助交際をするのと変わりない金銭を渡すが場合によっては和姦が成立し無償になる DVDは総て手売りでさばく DVDデータはファイル共有ソフトの影響を受けないようにプログラムしてある これは神々廻深緑子の友人が作成したものだ そしてそのプログラムが信頼できるものかどうかまでは誰も干渉しない
例えば官能小説を書く事について
神々廻深緑子は小説を書くのに適した縦書き専用エディターを使用し官能小説を書いている 部屋の中ではスマッシングパンプキンズの【メランコリーそして終りのない悲しみ】が流れていてちょうどディスク?の5曲目に収録されている【1979】という曲のイントロのベース音が響く頃に神々廻深緑子の手が止まる それは文字の上でセックスが終わった事を示している 神々廻深緑子は【4433】というペンネームで官能小説を書いているが神々廻深緑子がまだ十四歳の少女である事は知られていない また前髪が長すぎるため同級生の殆どは神々廻深緑子の顔を知らないが実のところ視力も良好で田村マリオが描く少女のような顔立ちをしている また神々廻深緑子は【裸眼】という言葉が好きだと友人の一人に打ち明けていた
例えば首輪をくわえて歩く野良犬について
その首輪は神々廻深緑子が昔飼っていた犬の名前が書いているが野良犬自身がそうなのかはわからない 名前が必要なくなったからだ 神々廻深緑子は犬を可愛がっていた 神々廻深緑子は犬にフェラチオを強要する少年が登場する短編小説を書き上げた事があるが内容が官能的ではないためお蔵入りにしている 野良犬は電車を乗り継いで比較的遠くの中学校の女子に会った 首輪をくわえていたため会話はできなかったが野良犬はその子にお金を渡した 神々廻深緑子の友人が保健所に電話したらしいが神々廻深緑子はその事を一生涯知らないままで過ごす
例えばイルボーイフレンドについて
2009年の神々廻深緑子は十四歳でクラスメイトの中には日本語ラップが好きな男子が数名いる事を飛び交う会話の中から密やかに読み取っていた 【イルボーイフレンド】というマイクアキラとニップスが歌った曲のプロモーションヴィデオがユーチューブで話題になってから男子たちはその真似ばかりを繰り返した 神々廻深緑子が直接話をした事があるのはその中ではたった一人で、彼はニップスの動きを真似るのが一番巧かった だけど神々廻深緑子はそんな事に興味がない そしてその男の子が神々廻深緑子に恋をしている事を神々廻深緑子は知らない
例えば自費出版をする事について
神々廻深緑子は官能小説を書いている 神々廻深緑子はヒップホップを聴かない 神々廻深緑子が聴く音楽は主に90年代のグランジ・オルタナティブロックで日本人で聴くのは【ART-SCHOOL】だけだ 神々廻深緑子は児童ポルノ作成の根回しで稼いだ金で自費出版をするつもりで 書籍のタイトルは【電子書籍のススメ】で帯には大きな文字で【これはあなたが買う最後の本になる】と印字する予定だ そんな本を出版する事にほとんど意味なんてなく内容は適当な文献の寄せ集めにして時々神々廻深緑子本人が官能小説を掲載しているサイトのURLを例の一つとして宣伝する
例えば子どもが泣いている事について
神々廻深緑子は子どもが苦手でアメ玉と偽ってビー玉をあげるために持ち歩いているが未だ一度もあげた事はない 可愛いオレンジ色のビニール包装紙を小さな正方形に切ってその中にオレンジ色のビー玉を入れる 神々廻深緑子の友人には年齢の離れた小学一年生の妹がいてその子は将来有望な美少女だ 神々廻深緑子は友人の妹が児童ポルノの撮影に使えないかどうか思案しているがあんまりいいアイディアが思い浮かばないため考えるのをやめた 下校途中に本屋に寄ったら児童書コーナーで泣いている男の子を見つけたためアメ玉をあげたら泣き止んだ その子がそのアメ玉をのちにどうしたのか神々廻深緑子は知らない
例えばコンクリートミキサーについて
葉山嘉樹の名作【セメント樽の中の手紙】を読みながら神々廻深緑子は電車が来るのを待っている 日本で二番目に乗車料金が高いと云われている印西牧の原行きの急行だが 神々廻深緑子は一度も岸田繁を見かけた事がない そもそも神々廻深緑子はくるりを聞いていない 【――私はNセメント会社の、セメント袋を縫う女工です。私の恋人は破砕器(クラッシャー)へ石を入れることを仕事にしていました。そして十月の七日の朝、大きな石を入れる時に、その石と一緒に、クラッシャーの中へ嵌(はま)りました。 仲間の人たちは、助け出そうとしましたけれど、水の中へ溺(おぼ)れるように、石の下へ私の恋人は沈んで行きました。そして、石と恋人の体とは砕け合って、赤い細い石になって、ベルトの上へ落ちました。ベルトは粉砕筒(ふんさいとう)へ入って行きました。そこで鋼鉄の弾丸と一緒になって、細(こまか)く細く、はげしい音に呪(のろい)の声を叫びながら、砕かれました。そうして焼かれて、立派にセメントとなりました。】セメント樽の中の手紙の一文を神々廻深緑子は読み返している 電車が来るまではまだ時間があるようだった
猟奇的文学!
狂気のMC 腐悪akaハハノシキュウコミュ。
管理人は活動情報を随時うpしたいと思っている次第です。
コンクリートミキサーに突っ込んで死ね!
困ったときには