ハワイ諸島には、神々の伝説が残る場所が多く存在しています。
そこは華美に装飾されたところではなく、うっそうとした森、一つの岩、
一つのほこらなどしか存在しない場所であったとしても、
ネーティブなハワイの人々しか知らない本当のハワイの姿がそこにはあります。
太古のハワイ人は自然と共に生き、そして自然の中に宿る精霊や神々、
先祖のスピリットと深く関係を保ちながら生活をしていました。
古き日本と同じように目に見える総ての物の中に、
神様を見い出していたのです。
ハワイアンの土地の中には霊力と呼ばれる「マナ」(※注釈1)が
多く溢れる場所が存在し、 その場所は聖地とされ、
マナを多く持って生まれて来た王族のためだけの場所とされました。
ハワイアンは総てのものの中にマナの在り方を見たり、
感じたりする事ができ、それを操ることが出来たのです。
その為、ハワイに行くと、何故かとても直観的になったり、
突然なにかが分かってしまったり、啓示的で色鮮やかな夢を見たり、
超状現象を体験したりする人が多くいます。
ハワイ諸島に点在する、このマナが溢れる場所を紹介致します。
これらのマナが溢れる場所より、フラも生まれました。
フラは本来手話から出来ており、文字を持たなかった古来より神様に捧げる踊り
・自然の神々にささげる踊り(カヒコ=古典フラ)が伝承されてきました。
キリスト教伝来後には、楽しむため、または土地の賛歌に振りをつけた踊り(アウアナ=現代フラ)が踊られるようになりました。
最近では、ハワイを訪れハワイのエネルギーに接した人たちが、もっとハワイを知るためにフラを始める人が増えています。
フラの持つ意味、場所、それらに関する神話・伝説をご紹介致します。
※マナ (1)マナとは、霊的、自然的力のことをいいます。
ディズニー映画「リロ&ステッチ」の中でも、何度か登場している言葉の
一つです。
マナは、神や死者の霊、祖先の霊、人間自身、自然(海、山、土)、
あらゆる物に宿っていると考えられています。
マナは、信じる心、純粋意識によって効力が左右されるため、
ハワイのなかでは常に信仰心があり、神様とのつながりを感じているわけです。
困ったときには