秀才に肥満体は似合わない。
何故こんな事を言い出すかと言えば、
実は「頭脳労働」が
意外とカロリーを消費しているのだ。
勿論、あくまでも一般論で、
固体差や食生活差があるので一概には言えないが、
同一条件下であれば頭(脳)を使う生活の方が
カロリーを消費して
肥満を抑える効果がある。
いわゆる研究者がそんなに運動をしなくても痩せている主因は二つ、
一つは「頭脳労働」に忙しくて食欲を忘れる事だが、
もう一つが
「頭脳労働」に拠る想像以上の
カロリーの消費である。
昔から太った秀才は珍しい。
総体的に、
「難しい話は嫌だ」と言う
生き方を選択している者に
肥満体々型の事例が多い。
まぁ改めてここで取り上げなくても頭(脳)の中が
食欲で一杯であれば、
難しい「頭脳労働」が苦手なのは
自明の理である。
美しく成るには肥満は大敵である。
ダイエットも運動も良いが美しく成るには脳の活性は必要で、
この「脳」の話しを、
「難しい話は嫌だ」とは言わずに
読んで欲しい。
最近の研究で、
脳を騙して成長ホルモンを出させる
若返りの研究が、
成果を挙げている。
従来より筋肉の衰えが
「老化の顕著な現われ」とされて来たが、
この筋肉老化現象を
従来考えられていたような
無理な筋肉トレーニングをしなくても、
一つのトレーニング動作を
ユックリやる事で脳は
「運動が継続している」と
判断して必要な筋肉を作ろうとし、
老化する身体の不具合を
制御する事が判って来た。
このスロー筋トレの後に
やはり無理の無い程度の
有酸素運動(自転車こぎや軽いランニング)をすれば
余分な体脂肪を燃焼させ
スリムになる事も研究されている。
つまり脳には、
自らの体調を整える能力が
備わっているのであるから、
そこにどう言うシグナルを送るかが問題なのである。
***************************************
【右脳・左脳とベータ・エンドロフィン】
人間を含む生物の機能は便利に発達していて、
脳に拠る状況感知により必要な時には
その状態に対応したホルモン物質を生成して送り出し、
自らをコントロールする。
そこら辺りを熟知して、
利口に応用するか
無知のまま何もしないかで、
長い人生々活に
結構な差が付くかも知れない。
これはその脳の能力とホルモン物質の話である。