フランツ・フェルディナンドも認める異端児!
ベルリン発!パンク・アティチュードに溢れたエレクトロ・サウンド!
ベルリン出身のJonas PoppeとSebastian Dasseは、ドラマーJoe Dilworth (元Stereolab 、Ad N to X)と組み、3rdアルバム“Rubber and Meat”を完成させた。プロデューサーには、国際的に著名なPelle Gunnerfeldt。Gunnerfeldtは、Hivesや Moneybrotherを過去に手掛けたことがあり、今回のアルバム制作はストックホルムで行われた。
このアルバムは未来の怪しげなクラブに私たちを誘う。薄暗いロックンロールのパーティに、エッジィなエロティシズムや暴力的な匂いが染み込んでいる。ステージ上のヒーロー達は、激しく熱狂した観客を前にする。美しい女や一風変わった男が、未来的なサングラスを掛けている。その様子が”Rubber and Meat”で語られているストーリーや、歌なのである。それぞれの曲がドラマを描き、皮肉のこもったウィットや、エレガントな奇妙さ、自己嘲笑が込められている。
このアルバムはロックンロールでありつつも、それにディスコ、ベルベット・アンダーグラウンド、エレクトロ、ポエトリー、ドラマ、ブルースが足されている。”Rubber & Meat”は狂乱アルバムだ。ハモンドオルガン、シンセサイザ、チョッピング・ハッキング、ハイパーなビート、ディストーションを奏でるギター…そのすべての狂乱なのだ。
Kissogramは、ロックの未来、そしてダンスミュージックの未来に誰よりも早く手を掛けた。同世代のDigitalism, Justice, Hot Chipと異なり、彼らの音楽はダンスフロアを沸かせつつも、ロック作品の持つ壮大さや突飛さにポエトリーがある。
Poppeのウィットはあまりに鋭く、Bob Dylanを彷彿とさせる。しかし、彼らはヘビービートに乗せて語るディランなのである。