あれは2004年の暮れだった。
突如として東葛飾高校前、Big-Aの棚に陳列された異色のパン。
その名も
「うす〜いメロンパン」
従来のメロンパンは
「外はカリッと、中はモフッと」
しているのが定番であった。また、その形容から人々がメロンパンを食べる様子を
「カリモフ」
という。
しかし、
うす〜いメロンパンは違う。
そう、
「外はカリッと、中もカリッと」
しているのだ。
直径約20cm、厚さ約1cmの円形状のうす〜いメロンパン。
略して
「うすメロ」
こやつをかじった時の食感、歯ごたえ、風味、満足感……どれをとっても非の打ち所がなく、当時16歳の僕を虜にした。
そしてどことなく懐かしさと安心感を与える味は、遠い昔の記憶と相通ずるものが…
そう、かのタマゴ○ーロの味にそっくりなのだ。
しかしそんなことを言ってはロマンも何もなくなってしまうから端折らせていただく。
また、93円という財布に優しい価格も魅力の1つであった。
しかし…
うすメロは、もう、ない。
冬を越え、春がやってくる頃には姿を消していた。
僕らは待った。
彼が再び帰ってくる日を。
…
あれから5年。
僕は21になる。
周知の通り、彼は僕らの前には現れていない。
だけど、いつかどこかで、また会えるって信じてるから…。
そんな一途な思いをうすメロに捧げる人々のために作ったコミュニティです。
また、うすメロを知らなくても、うすメロに興味がある人。
及び「カリモフ」的なメロンパンが好きな人。
「カリモフ」という言葉、響きそのものが好きな人。
冬に布団に包まって「モフモフ」するのが好きな人。
「カイワレ」大根が好きな人。
いもけんぴやマックのポテトなど「カリカリ」したものが好きな人…
詰まる所、何らかの形で「うすメロ」、「カリモフ」に携わりたい人は参加してください。
ほんのり心が暖かくなる、そんな優しい味のあるコミュニティにしましょう