ダイアログ・イン・ザ・ダーク
ダイアログ・イン・ザ・ダーク(Dialogue in the Dark)とは、日常生活のさまざまな内容をまっくらな空間で、聴覚や触覚など視覚以外の感覚を使って体験するエンターテインメント形式のワークショップ。「DID」と略称されている。
参加者は8人以下のグループを組み、完全に光が遮断された真っ暗闇のなかに入る。視覚障碍者のアテンドスタッフのサポートのもと、暗闇の世界を探検し、音、匂い、味、温度、感触を真っ暗闇の中で体験してみる。小川のせせらぎを聞いたり、森の中を歩いたり、バーでドリンクを飲んだり、通常1時間半のツアーになる。
視覚が使えないことで、視覚以外の五感が研ぎ澄まされるのを感じる。また、外見や肩書きにとらわれない、ヒューマンであたたかいコミュニケーションの可能性を見出せるプログラムになっている。お互いの体験・感じていることを交換して、人と人との新しい関係も構築することが出来ることが特徴である。
1989年ドイツのアンドレアス・ハイネッケ博士が発案する。
これまでヨーロッパ、アメリカ、アジアなど世界各国の都市で開催されてきた。ドイツでは20年間、日本では10年間の歴史がある。
いままでの参加者数は、世界全体で600万人以上、日本では約5万人。
1999年以降は日本でも毎年開催されている。2009年より渋谷区神宮前の会場で長期開催中、常設化を目指している。シーズンごとに内容が変化し、多彩なコンテンツを楽しめる。不定期でイベントも開催されている。
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