TERRA PLANA
Terra Planaの語源(「地平線」のラテン語読み)でもあり、TerraPlanaが求めるものがそこにある。ロゴマークもそれをイメージしている。
Terra Planaが表現する靴の素材/作り(フォルム)/解剖学デザイン。
目に見える物以外にも、私達が足を通す靴の様々な部分にこそ、様々な秘密が隠されている事を指し示しているのである。
Terra Planaは全てステッチにより縫合されている。ただの有害なセメント接着の靴など一足もなく、長持ちし修理などし易いのも特徴の一つに挙げられる。
TerraPlanaはビンテージのレザーや車に使用されていたシート、パラシュートの素材、産業用繊維、リサイクルゴムなど(染料に関しても、野菜/利用可能な森林からとった染料などを使用している)のリサイクル素材のみを使用する事によって、ファッション業界のあり方/道徳的な使命そのものを追及し続けている。
1946年にオランダの靴工場の息子として、その工場内で生を受けたCharlesBergman(チャールズ・バーグマン)。 産まれた瞬間より靴に縁があった彼は、大学でアート/デザインを学び、卒業時には彫刻家として名を馳せる。 現在もその作品「movement」はアムステルダムの地下鉄構内に展示されている。 間もなく、彼は靴に興味を持ち始めたと言うべきか、彼の産まれ持った感性がそうさせた。 地味なデザインに彼が強烈とも言えるべく素材という息吹を吹き込み、他者より秀でた技術で人気を博し、会社を「TP」と名づけた。
ブランドが成長するにつれ、あの有名なclarksの一族の6代目Lance Clark(ランス・クラーク)を彼の靴の虜にした。 2001年に共同取締役としてLanceの息子である7代目Galahad Clark(グラハド・クラーク)と共に、Clarksが築いた伝統と情熱と共にTerra Planaという靴でしか勝ち取る事の出来なかった地位を確立している。
TerraPlanaのincluding LINEとして打ち出された靴自体が99%リサイクルであるWornAgain『再び潰せ(履き潰せ)』はユニセックス展開で、素材も全てリサイクルで、車のシート・パラシュート・ジャケット・刑務所で使われていた毛布・再生ゴムなどを使用している為、一つとして同じ物は無いのである。
現在はGlahad Clarkと共に、PRADA sportやPREMIATAでデザイナーとして名をこの世に知らしめた、AjoySahu(アジョイ・サフー)が総合デザインを手掛けている。